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「EdTech Creator Challenge」コンテストの受賞者発表

2021年11月19日 カテゴリ: ニュース | 10 分 で読めます
EdTech Creator Challenge logo with a laurel wreath around it and the word "Winners" and the year 2021
EdTech Creator Challenge logo with a laurel wreath around it and the word "Winners" and the year 2021
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没入感のある学習プラットフォーム、次世代の人々の技術スキルを向上させるツールの開発や、高品質な学習体験へのアクセスを世界中に広げる活動のために、リアルタイム 3D が活用されています。ここ数年、私たちは Unity は毎年 40 万人以上の学生や教育者の皆さんに製品や技術、それから専門知識を提供してきました。

私たちが GSV Ventures との提携を行った理由はここにあります。同社は EdTech 投資のリーディングカンパニーであり、2021 年 8 月には教育テクノロジー分野への 7 兆円以上の資金提供を行いました。私たちは、Unity を使って教育のあり方を変え、すべての学習者をサポートし続けられるよう、クリエイターに力を与えるため「EdTech Creator Challenge」コンテストを立ち上げました。

本記事ではコンテストの受賞者 5 チームと、入選を果たした 25 チームのプロジェクトをご紹介します。今回のコンテストに応募された 250 点の作品を、60 名を超える社内外の審査員が審査・評価しました。受賞した 5 チームはそれぞれ、Unity からの 10 万ドルの資金提供と、Amazon Web Services EdStart から 1 万ドルの Amazon Web Services(AWS)クラウドコンピューティングクレジットを受け取ります。入選を果たした 25 チームには、2,000 ドルの AWS クレジットが贈られます。

ぜひこの記事の続きをお読みいただき、今回ご紹介するプロジェクトが、クリエイターに教育のあり方を変え、すべての学習者を助ける力を与えていることを知っていただければ幸いです。

受賞者のご紹介

Blue Studios

Digital city view in green, blue, and purple.

Blue Studiosは、幼稚園児から高校生までを対象としたライブおよびオンデマンドのSTEMエデュテインメント・プラットフォームで、自動化と合成メディアを活用してコンテンツをより安く、速く、優れたものにするとともに、情熱的でギグ・エコノミーなあらゆるクリエイターを可能にします。ゲームデザインの原理を使って、世界中のどんな子どもでもアクセスでき、合成メディアを使ってどんな言語でも24時間いつでも利用できる、完璧な教師を作ることができると信じています。

今日、ブルー・スタジオは、現在までに10カ国以上で1万人以上の月間購読者を突破しました!

A person seated with a child in their lap, watching television

Blue Studios の詳細はこちらでご覧ください。

Boddle Learning

Bottle-headed characters playing in a grassy area

Boddle 社の使命は、学生の成果を向上させ、特に十分な教育サービスを受けられない地域の学生の学習意欲を高めるインタラクティブな体験を創造することです。AI とゲームプレイを利用して、成績の悪い学校の子どもたちの学習意欲を高め、個人のレベルに合った学習ができる環境を提供することで、キャッチアップの支援を行います。

Boddle Learning は現在、米国内の 28,000 以上の教室で 425,000 人以上の生徒に利用されているほか、50 か国以上の国々でも利用されています。Boddle 社は、次の世代にインタラクティブな学習体験を提供して、生涯を通じた学びを促していくことを目的としており、あらゆるテーマの教育コンテンツを、拡大し続ける高品質なインタラクティブゲームのコレクションを通じて子どもたちに提供するメタバースを構築しています。

Two people wearing blue Boddle shirts standing in front of a yellow background

この会社の「Boddle」という名前は、瓶の形の頭をしたユニークなゲームキャラクターのそれと同じです。このキャラクターは、瓶を満たすように知識を満たすことを表現しています。Boddle が学んでいくと、このキャラクターの頭の中はいっぱいになり、いっぱいになると水を流して植物を育てたり、超能力を使ったりすることができます。これのアクションは、蓄えた知識を放出して他の人を助けることの大切さを教えています。

『Boddle Learning』の詳細はこちらでご覧ください。

iCivics

People standing behind a podium, next to voting booths and the words, "Cast your vote"

iCivics を設立する前、Sandra Day O'Connor 氏は一度もコンピューターを開いたことがありませんでした。しかし、12 歳の子どもから、教育的なゲームこそが、若者が市民として活動するために必要なことを教えるのに適したアプローチであると説得された後、彼女は、私たちは皆、子どもたちから学ぶべきことがあることを見出し、iCivics を誕生させました。

iCivics は、必要な情報を得て市民としての活動を行う若者に支えられて繁栄する米国の民主主義を描き出しています。同社は民主主義の実践を新しい世代が学べるように、公平で党派を超えた市民教育を推進しています。高品質で魅力的な公民教育のリソースを全米の教師や生徒に提供することで、生涯にわたって市民として関与していくことを促す活動を行っています。

iCivics は、包括的で質の高い公民教育を受けた生徒は、必要な情報に基づいて判断し、積極的に活動する市民や有権者となる可能性が高いことを発見しました。具体的には、投票したり、家庭で政治について話し合ったり、大学を卒業して職に就くためのスキルを身につけたり、ボランティア活動をしたり、地域の問題に取り組んだりする可能性が高くなります。iCivics のゲームやリソースは、外部の検証と内部の測定の両方によって、生徒の公民的知識、市民としての態度、および主要なリテラシースキルを向上させることが証明されています。

A child smiling while using a computer

iCivics は 2016 年には教育者 64,000 人と生徒 400 万人n、現在の140,000人の教育者と900万人の生徒へと、2倍以上の広がりを見せています。私たちは、彼らの増大するインパクトをサポートできることを嬉しく思います。

iCivics の詳細はこちらでご覧ください。

Shimmy Technologies

People wearing headphones while using laptop computers

Shimmy Technologies の AI を活用したアプリベースのトレーニングは、どこにいても衣料品製造業の従業員のスキルアップと再教育ができるように設計されており、効率性、需要の急増、インダストリー4.0をサポートします。

自動化は、時に人間の仕事を代替することもありますが、より重要なのは、人間にとって、より価値があり、より充実した新しい仕事を生み出す可能性があるということです。Shimmyは、仕事と自動化が時間とともにどのように進化していくかを理解することに重点を置いています。

2018年以降、Shimmyはインドネシア、バングラデシュ、アメリカでパイロットを実施。現在、2021年末までにバングラデシュの5つの大規模工場で1600人以上の従業員のスキルアップを達成し、2022年にはさらに別の工場で14000人以上の従業員のスキルアップと再教育を行うことを約束する契約の締結を進めています。

ご存じでしたか。この会社の名前の由来は、1900 年代に生まれ、反体制的な行為とみなされた有名な「シミ―(Shimmy)」というダンスです。また、機械のスイッチを入れると、その機械が動き出すことをメカニックが表現しています。

Shimmy Technologies の詳細はこちらでご覧ください。

People seated wearing headphones while using tablets

Social Cipher

Space background with a character reaching out with a hook

Social Cipher のミッションは、あらゆる神経タイプの若者の姿を描き出し、若者たちに力を与え、自己主張のスキルを高めさせ、最終的には自信をつけてもらうことです。Social Cipher は、あらゆる発達タイプの若者とその支援者(カウンセラー、教師、メンタルヘルスの専門家)を、没入型のバーチャル世界で結びつけ、宇宙の中を自在に動く力を与えるという、社会性と情動の学習(SEL)プラットフォームです。

ゲームもカリキュラムも、定型発達者の行動を真似る方法を子どもに教えたり、同化する能力に応じて報酬を与えたりすることを基本としてはいません。その代わりに、子どもたちが健全な自己意識を育むための社会性と情動による学習スキルを身につけることを目的としています。

Social Cipher のチームメンバーの 40% が自閉症スペクトラムにあると診断されています。障がいの社会的モデルの枠組みを活用して、企業としての意向を伝えているのです。現在、16 の学校や治療センターで試験的に使用されていますが、専門家の 94% が Social Cipher を使用することで若者の学習意欲が向上したと報告しています。そして何より、パイロットプログラムに参加した学生の 100% が、このゲームシリーズを継続してプレイしたいと考えていたのです。

Social Cipher game screenshot

Social Cipher についてはこちらをご覧ください。

入選した 25 チームの紹介

EdTech Creator Challenge logo with a laurel wreath around it and the words, "Top 25," "Winner," and the year 2021

多くの素晴らしい作品が寄せられ、すべての人が質の高い教育を受けられる環境を整えるための素晴らしい EdTech イノベーションの数々に刺激を受けました。受賞した 5 つのプロジェクトと最終選考に残ったプロジェクトに関わられた皆さんに、お祝いを申し上げます。最終選考に残った 25 のプロジェクトには、その継続的な活動を支援する目的で AWS クレジットが送られます。

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受賞者の皆様、おめでとうございます。また、EdTech Creator Challenge コンテストにご応募いただいた皆様、ありがとうございました。

10 月 12 日に開催された Unity for Humanity Summit にて、Unity による最新の助成金募集となる、Unity for Humanity 2022 助成金Imagine 助成金についての発表を行いました。Imagne 助成金は、アーティスト、俳優にして、活動家として高い評価を受ける Common とのパートナーシップにより設立され、テーマは彼の最新シングル「Imagine」にインスパイアされています。この助成金は、最も「より良い世界を想像する(imagines a better world)」プロジェクトに授与されます。

両助成金の申請の〆切は 2021 年 12 月 3 日です。合計で 50 万米ドルの助成金を提供します。1 つのプロジェクトで Imagine 助成金と Unity for Humanity 2022 助成金の両方を受け取ることはできませんが、同じ申請書で両方の助成金を申請することができます。詳しくはこちらをご覧ください。

2021年11月19日 カテゴリ: ニュース | 10 分 で読めます

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