サンプルベースの素晴らしい機能を持つ AI ノードと連携して動く、パワフルなプロシージャルツールを使って、2021 年のスタートを切りましょう。
2021 年初となる ArtEngine リリースについてお知らせします。サンプルベースのワークフローについてはこれまでもご紹介してきました。昨年はサンプルベースのツールキットの強化を図りつつ、強力なプロシージャルなノードの開発も推進して、サンプルベース、プロシージャルの両方の分野で最高のツールをお届けするために取り組んできました。この記事では、新機能の主要なハイライトと、今後追加する予定の機能についてお伝えします。
プロシージャルの力
新しく Pattern Array ノードを組み込んだプロシージャルなツールキットが公開されました。このノードを利用することで、巨大なキャンバスの上に、ビットマップやマテリアルを使って構成された複雑でシームレスなパターンを素早く効率的に作成することができます。また、このノードを Scatter ノードとして使用すれば、ビットマップやマテリアルを自然な形で分散させることもできます。
新規導入されたノード、改良されたノード
新しくプロシージャルなノードを追加するとともに、既存のサンプルベースノードにいくつかの大きな改良と機能追加を行いました。
今後の予定:楽しい機能への取り組み
2020 年はすべてツールの整備に費やしました。これは ArtEngine が正式に Unity ファミリーに参加したことによります。安定性の問題の解決に大きな時間を注ぎ込むことが要求されましたし、Unity のライセンシングシステムに移行するための時間も必要でした。そして、ようやく楽しい機能に取り掛かる準備が整いました。これが、今回満を持して 2021 年の製品ロードマップを皆さんにシェアしようとしている理由です。
リリースの回数は減るかもしれませんが、その代わり毎回のリリースごとでご提供する機能の数は多くする予定です。ここでは、今年後半にご提供する予定のワクワクするような機能の情報を先取りしてお届けします。
ご紹介する機能は Style Transfer です。これは、1 枚の画像のスタイルを抽出して、それをもう 1 枚の画像に適用するノードです。80 年代のレトロゲームのあの感じを再現したい、あるいは Unity シーンをゴッホ風に仕立て上げたいなど、想像力を自由に働かせ、AI の力でその想像を形にして、楽しんでください。
私たちのユーザーは速いペースで増え続けており、皆さんが作成した素晴らしいアートも同じペースで増え続けています。フィードバックを頂ける方や、ご自分の作品を紹介したい方は、artengine-info@unity3d.com へのメール、Unity のDiscord チャンネル、または Unity フォーラムのいずれかでご連絡ください。
本記事で使用した作品の権利は Victor Kam 氏に帰属します。
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以下の資料は情報提供のみを目的としたものであり、契約に組み込まれることはありません。以下の資料に基づいて購入の意思決定を行うべきではありません。Unity は、いかなる機能およびコードの提供を約束するものではありません。すべての製品および機能の開発、提供時期の決定、およびリリースは、Unity の独自の裁量により行われ、変更されることがあります。