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Norconsult 社が Unity Reflect Review と Quest 2 でコラボレーションの質を向上させた方法

2022年7月27日 カテゴリ: Industry | 5 分 で読めます
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Unity Reflect Review が Meta Quest 2 上で利用できるようになりました。これによって、バーチャルリアリティ(VR)の力を引き出し、3D データを扱ったり、文脈化を行うための完全没入型のビューアー環境を実現します。

VR の力でデザイン、プロジェクト、サイトレビューを変革し、プロジェクト関係者とのコミュニケーションとコラボレーションをより良いものにするために、Unity Reflect Review に Meta Quest 2 VR ヘッドセットのサポートが追加されます。Unity Reflect Review と Meta Quest 2 を使えば、ユーザーはリッチなビューアー環境を実現するリアルタイムのビジュアライゼーション、スタンドアロン型 VR による高いアクセシビリティ、オフィスや現場での人、チーム、ビジネスの交流方法を変える一段階上のコラボレーションなどのメリットを得ることができます。

user interface screenshot

ノルウェーの大手総合エンジニアリング・設計コンサルタント会社 Norconsult 社のような会社が、Unity Reflect Review と Meta Quest 2 を使って、初期の投資前調査や実現可能性の調査から、計画・設計、入札、建設現場の監督、プロジェクト実施、運用・保守に至るまで、プロジェクトのライフサイクルの全フェーズをカバーするようになっています。

Norconsult 社のデジタルトランスフォーメーションを先導する Marius Jablonskis 氏に、Norconsult 社が Unity Reflect Review と Meta Quest 2 を使ってコラボレーションを強化し、時間を節約し、ワークフローを改善するさまざまな方法についてインタビューしました。

設計レビューのボトルネックを解消

screenshot of user interface of norconsult

御社で Unity Reflect Review を使い始めた理由は何ですか。

Unity とのコラボレーションは 3 年前にスタートしました。私たちの目標は、ゲーミフィケーションの取り組みの中でエクステンデッドリアリティ(XR)ルーチンを合理化し、手動で行っていたルーチンを自動化し、顧客の価値を高めるカスタム IP 開発に集中することでした。私たちは Unity Reflect Review のライセンスを 25.個持っています。

現在、Unity へのデータ準備や転送のワークフローはどのようになっていますか。

私たちは、図面を引かない設計・施工というアプローチのパイオニアであり、さまざまな市場分野でこれを成功させてきました。つまり、契約上の成果物として、データリッチな統合デジタルツインを作成しているのです。Unity を使うと、このデータをワンクリックで XR の没入体験につなげることができます。設計ツールは Autodesk Revit を使用していますが、Navisworks や BIM 360 から Unity Reflect Review に移行するケースが多いです。

Unity Reflect Review の主な活用事例を教えてください。

デスクトップや VR、拡張現実(AR)を使った、関係者による評価および設計・安全性の観点からの評価などを行うためのビジュアルレビューには、Unity Reflect Review を使用しています。

Unity Reflect Review と Meta Quest 2 をどのように活用されましたか。

Unity エディター上でカスタム開発したアプリケーションを使用し、.apk ファイルをコンパイルしてスタンドアロン型の Meta Quest 2 デバイスに読み込みました。このアプリケーションは、当社の安全性・設計の専門家、お客様、その運用担当者とともに、緊急事態を想定した機器の設計や配置の安全面を評価する設計レビューと実践的な安全性評価に使用されました。 

全員が紙に描かれた図面を見て行う従来型のセッションを行うのではなく、パンデミックのさなかで収容人数などの制約がある中で、数名が同時に参加でき、残りはスクリーンでライブストリーミングできる VR 運用ステーションを複数用意したのです。そうすれば、誰もが場所に関係なく、ライブで評価およびフィードバックのセッションに参加することができるのです。結果はプロジェクト管理システムに直接取り込まれ、最適なインサイトの獲得とデータフローを確立することで、誰も気にかけないフォルダーにバラバラのレポートが入っているという状態が生じないようにしました。

プロジェクトで建設を行っている間、どのように技術を活用する計画を立てますか。

新しい水処理プロジェクトの建設工事が始まったところです。請負業者や運用・保守の現場での活用事例が多く、また計画立案やさまざまな現場へのアクセスに要する時間を短縮できるなど、多くの潜在的価値を秘めています。

Unity Reflect Review と Meta Quest 2 をどのように活用するのですか。

Meta Quest 2 と Unity Reflect Review の組み合わせは、まさにゲームチェンジャーです。以前は XR がすごいと思っていましたが、誰にでも合うというわけではありませんでした。重厚なハードウェアを使うプロセス、ケーブル、トラッキングステーション、複数のデバイスへの充電の配慮、複数のアカウントへのログインとログアウト、データの前処理、エクスポート、パッキング、アップデートなど、これらの運用をしなければならないことが XR の世界を排他的にしていたのです。Unity と Meta の融合は、このプロセスからイライラする瞬間やボトルネックをすべて排除してくれました。グラスをポンとかければ始められるようになったんです。

 

御社で Unity がもたらすビジネスインパクトを数値化したデータがあれば教えてください。

Unity を使って、50% 高速化し、75% 直感的になりました。

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Unity Reflect Review アプリケーションを Quest Store で今すぐ入手し、VR を使って建築、エンジニアリング、建設(AEC)のプロジェクトレビューを変革しましょう。

 

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