Starter Assets は、Unity が開発した無償のパッケージで、Unity 2020 LTS 以降のバージョンの Unity に対応した、一人称視点あるいは三人称視点ゲームのキャラクターコントローラーの基本的な機能を提供するものです。Cinemachine と Input System パッケージを使って作られています。2020 LTS より古いバージョンの Unity でも Starter Assets をお使いいただけますが、場合によって少々修正を加える必要があります。Starter Assets は皆さんに様々なジャンルのゲーム のプロトタイピングや、キャラクターコントローラーの構築を素早く行っていただくために適した設計となっており、あらゆるタイプのプロジェクトを開発する際の基礎として、拡張しやすいようなシステムと手法を使って作られています。
Starter Assets はアセットストアで提供されており、一人称視点キャラクターコントローラーと三人称視点キャラクターコントローラーの 2 つのパッケージに分かれています。必要なコントローラーをアセットストアから直接ダウンロードして、皆さんのプロジェクトにインポートすることができます。どちらのコントローラーも同じようにモジュール分けされ、同じスクリプトとロジックを使って書かれています。
プロジェクトは組み込みのレンダーパイプラインを使っています。ただし、デフォルトのマテリアルは標準のアップグレードパスを使って URP または HDRP 対応のものにアップグレードすることができます。
Unity はまったく初めてという方から、シーンにプレイヤーキャラクターを追加したいという方、あるいは経験を積んだゲーム開発者で、自分で作った機能を手早くテストする方法を探している方まで、Starter Assets を使えばあっという間に作業を始めることができます。
Third Person Controller パッケージにはオリジナルの人型キャラクターが収録されています。このキャラクターは完全にリグ付けされており、ヒューマノイドリグを使ったカスタムのアニメーションが付けられています。ヒューマノイドアバターを使う他のキャラクターと入れ替えることも簡単にできます。さらに、アニメーションを変更、調整して、皆さん自身のプロジェクトのオリジナルキャラクターを作ることもできます。
Starter Asset パッケージを使えば、これまでの経験や専門知識の深さに関係なく、すぐに Unity 2020 LTS を使い始めることができます。ビルトインの CharacterController コンポーネントを使って、Cinemachine や Input System の使い方を練習するための基礎としてこのパッケージを使うことができます。
ダウンロードパッケージに収録されているパッケージのドキュメントを参照して、Starter Assets を皆さんが次に作るプロジェクトにどのように活用すればいいかをご確認ください。私たちは、これらのアセットを皆さんにいつでも使っていただけるよう、最新の状態に保ち続けるようにします。Starter Assets のサポートを拡大した時にはお知らせしますので、今後のアップデートにもご注目ください。
First Person Character Controller
Third Person Character Controller
皆さんにとって、この新しい Starter Asset パッケージが有益なものとなれば幸いです。また、フィードバックもぜひお寄せください。私たちへのご質問やコメントがありましたら、フォーラムのディスカッションでご投稿していただきますようお願いいたします。