Unity は、Magic Leap プラットフォームを Unity と統合するために、Magic Leap と提携しました。今すぐ使用を開始したいすべてのクリエイターの皆様のために、Unity テクニカルプレビュー版 および、Magic Leap の Creator Portal から Lumin SDK が公開されました!
テクニカルプレビュー版 は、このエキサイティングな新しいプラットフォームに興味をお持ちで、現実世界とシームレスにインタラクトするデジタルコンテンツの、空間コンピューティング(spatial computing)による開発をお試しになりたいすべての方のために提供されています。Unity 統合版は Magic Leap Zero Iteration 機能と Magic Leap Remote 機能に対応しているので、ハードウェアプラットフォームのシミュレーションが可能です。テクニカルプレビュー版は新しい技術を初めて公開するために提供されるため、ある程度の不安定性が見込まれることをご了承ください。
Magic Leap の早期アクセスパートナーはすでに Unity で高品質 IP の構築を行っています ― 例えば、Weta Workshop の『Dr. Grordbort’s Invaders』、 The Mill との提携により開発された Sigur Rós’ の『Tónandi』、NBA Digital が Magic Leap の Screens プラットフォームを用いて開発した『NBA App』などです。私達は、Magic Leap のパーソナルな空間コンピューティングプラットフォームを Unity のツールと組み合わせることで、どんな革新的なイマジネーションも現実化できると信じています。
Magic Leap は、パーソナルコンピューティング分野における次のステップとして、拡大しつつある Unity の XR サポートに追加された最新のプラットフォームです。Unity は、開発者の皆様が XR コンテンツを出来るだけ幅広い種類のハードウェアやエコシステムに向けて提供できるように、他の(VR からモバイル AR まで、あらゆる)XR プラットフォームから学んだ知識・技術を基盤に構築を行い、独自のツールやランタイムの最適化やワークフローを進化させる取り組みを継続的に進めています。XR 向けコンテンツの構築は複雑で、デジタル世界と物質的な世界を融合させる上での課題は非常に困難で多岐にわたります。私達が XR 分野におけるリーダーシップをさらに強化する中で、Unity の提供するツールは、こうした課題の解決を支援し続けます。
Magic Leap One™ は、バーチャルコンテンツで現実世界を強化する、装着型の軽量なコンピューターです。Unity は、現実とデジタルがよりひとつに統合された世界を創り出すという Magic Leap の使命を共有しています ― しかしそのような世界は、クリエイターの皆様が、その未来を現実化させるべく積極的に挑戦することでしか実現し得ません。さあ、今日のコンテンツ制作における最も困難な課題を解決して未来を形作る旅に、共に乗り出しましょう!
Magic Leap テクニカルプレビュー版は、Unity 2018.1 向けに開発されました。バージョン 2018.1 の機能に加え、テクニカルプレビュー版では、Build Window 配下にターゲットプラットフォームとして新しく Magic Leap の Lumin OS が追加されています。Magic Leap に含まれる主な機能は以下の通りです。
未来では、3D デジタルコンテンツが、私達が世界とインタラクトする主要な手段になります。Unity は、より多くの人がクリエイターになれば、世界はより良くなると信じています。そして Magic Leap のようなプラットフォームが、新しい形のクリエイティビティを解き放ってくれると信じています ― そんな未来が待ちきれません!
「画面」の枠を飛び出した世界をさらに探求してみたいですか?以下の手順に沿って、ぜひ始めてみてください!
Unity および Lumin SDK のインストールが完了したら、すぐに使用を開始していただけます。最も良い開始方法は、Magic Leap「ZI」(Zero Iteration)ツールを使用されることです。ZI は、(デプロイなしで Unity エディターから直接デバイスを使用できるようにする)デバイスシミュレーターまたは物理ハードウェアと共に使用可能です。
上記の手順で Unity for Magic Leap テクニカルプレビュー版のセットアップが完了すれば、以下の簡単な手順で、Magic Leap Remote Simulator でプロジェクトを機動させることができます。
「Start Simulator」をクリックすると、Unity シーンと直接通信できるシミュレーターが起動されます。Mini Map の右上にあるメニューをクリックしてから「Load Virtual Room」をクリックするとバーチャルルームが読み込まれます。このデバイスシミュレーターは、シーン内のアイカメラから画像を受け取り、バーチャルヘッドポーズ、入力、メッシュ生成データなどを Unity シーンに送り返すことができます。
Unity で、「Magic Leap」プロジェクトテンプレートを使用してプロジェクトを新規作成してください。これにより、Magic Leap プロジェクトの開始に最も適した初期設定(カメラの原点への配置、黒背景でのレンダリングなど)が行われます。
ビルド設定内でプラットフォームを「Lumin OS」に切り替え、「Lumin SDK Location」に、Lumin SDK をインストールした場所を指定してください。
「Magic Leap」メニューを開き、「Enable Zero Iteration」を選択します。これにより、いくつかの Zero Iteration アセットがプロジェクト内の Magic Leap フォルダーに追加され、その後エディターが再起動されます。
これで、シーンが実行可能になりました。手順 2 で作成したシミュレーターで実行するか、ハードウェアが取得できたら実際のデバイスに遠隔送信して再生ボタンをクリックするだけで実行できます。
XR 空間コンピューティングに向けた開発を行う場合は、ゲームやアプリケーション開発に関する全く新しい考え方が必要になりますが、これはクリエイターにとって無限の可能性を秘めています!テクニカルプレビュー版は、Unity をご使用の何百万人もの開発者の皆様が Magic Leap 向けの開発を行えるようにするための第一歩です。すべての皆様が早い段階から相互に学び合い、ベストプラクティスを共有し合い、クリエイティビティを「画面の外に」解き放たれることを願っています!