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Plastic SCM ウェブ体験のオープンベータが開始されました

2022年11月8日 カテゴリ: テクノロジー | 10 分 で読めます
The Plastic SCM web experience is now in open beta | Hero image
The Plastic SCM web experience is now in open beta | Hero image
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皆さんが DevOps のプラクティスやソリューションについて時間をかけて調べる場合、それはおそらく煩わしい仕事の自動化や、リリースの回転数の向上、高品質のゲームの提供を期待しての行動でしょう。Unity では、新しい DevOps ソリューションをリリースするだけでなく、既存の機能をより直感的に使えるようにすることで、少ないクリック数でより多くのことができるようにすることを目指しています。

6 月に、私たちはベータ版のユーザーを募集しました。 Unity ダッシュボードに直接バージョン管理システム(VCS)の強力な機能を組み込んだ、新しい Plastic SCM ウェブ体験を試してみてください。本日、この機能をすべての Plastic SCM Cloud Edition ユーザーにオープンベータという形で開放したことをご報告いたします。

これにより、ユーザーアクセスの管理、レポジトリの内容のレビュー、コードレビューの開始と完了、使用状況のきめ細かなモニタリングなどを、すべて Unity ダッシュボード内で迅速に行うことができるようになりました。このようなルーチン作業のために、別のソフトウェアクライアントをインストールする必要があった時代は終わったのです。

View of the Unity Dashboard experience | Plastic SCM
Unity ダッシュボード体験の様子

ここでは、新機能の詳細と、この機能を皆さんの次のプロジェクトで活用する方法についてさらに詳しくご紹介します。

頭を悩ませることなく新しいユーザーを追加する

新しいユーザーに適切なアクセス権を与えた上でチームに参加してもらうことでチームは俊敏性を維持し、あらゆるプロジェクトの需要に対応できるようになります。そのため、管理者が異なる組織やレポジトリにまたがる新規ユーザーの権限を追加・管理する方法を劇的に改善することが不可欠だと考えたのです。

新しい Plastic SCM のウェブ体験では、管理者は組織に新しいユーザーを招待し、各ユーザーに対して Unity ダッシュボードから直接、組織とレポジトリの両方のレベルでさまざまな権限の追加・調整を行うことができます。また、現在のユーザーを表示したり、ユーザーグループを作成・変更することも可能です。

User group functionality | Plastic SCM
ユーザーグループ機能

管理者は、各組織とレポジトリにさまざまなメディアを使った ReadMe ファイルを添付して、新しいユーザーが使い始める際に役立つ情報を提供することもでき、オンボーディングをさらに効率化できます。この新しい体験により、新しいユーザーに参加してもらう際に必要なクリック数が劇的に減少し、Unity ダッシュボードから離れることなく、すべての操作を行うことができるようになりました。

Attaching ReadMe files | Plastic SCM
ReadMe ファイルの添付

ファイルやレポジトリを俊敏に操作する

Plastic SCM の基本的な考え方の 1 つは、アーティストにもプログラマーにもそれぞれ固有のワークフローとアクセスポイントを提供することです。さらに、Plastic SCM ならアーティストがコンテンツに簡単にアクセスできるため、チームが変更を加えるのにも便利ですし、フィードバックにも迅速に対応できます。

Plastic SCM Cloud ユーザーは、Unity ダッシュボードの File Explorer ビューで、アクセス可能なレポジトリ全体のファイルを閲覧することができます。レポジトリ全体のダウンロードを待つことなく、この可視性を得ることができることが重要です。これで、プロジェクトごとに数時間のダウンタイムを削減することができます。

A look at repo search in action | Plastic SCM
レポジトリ検索の動作の様子

一方、アーティストは必要なファイルを、他のユーザーからはロックした形でチェックアウトすることができます。このため、変更が削除されたり上書きされたりすることはありません。作業が完了したら、アーティストは再びファイルをチェックインし、更新された変更点をファイルのバージョン履歴に反映させることができます。

A look at sample file history data | Plastic SCM
サンプルファイル履歴データの見え方

コードレビューの効率化

プログラマーならご存知のように、コードのレビューが非効率だと開発プロセスのボトルネックになります。だからこそ、私たちは Plastic SCM の堅牢なコードレビュー、ブランチ、差分機能をとても楽しみにしています。

新しいコードレビュープロセスをさらに直感的なものにすることで、ユーザーはリリースの回転数と全体的なアウトプットの品質をさらに向上させることができます。この Plastic SCM のウェブ体験のおかげで、開発者は Unity ダッシュボードの中でレビューを開始し、実行することができます。

実際、Code Review タブを活用することで、オープンなすべてのコードレビューのタスクを即座に確認することができます。また、進行中のコードレビューと、レビューと承認が完了したコードレビュー、あるいはさらなる変更のために差し戻されたコードレビューを区別するために、明確なステータスインジケーターが用意されています。

View of the Code Review tab | Plastic SCM
Code Review タブの表示

コードの変更を行ったあと、Unity ダッシュボードを使ってコードレビューのリクエストを作成し、ユーザーが変更点を示すコメントを追加したり、特定のレビュアーを割り当てたりして、マージする前に必要な関係者全員が確認できるようにします。また、同じレビューに複数のレビュアーを追加することで、より多くの目でプロジェクトをチェックすることができます。

Implementing a Code Review request | Plastic SCM
コードレビュー依頼の実施

レビュータスクを割り当てられたステークホルダーは、Slack や Webhooks などの一般的なコラボレーションツールで通知を受けることができます。

A look at Slack notifications that can be implemented from the Unity Dashboard | Plastic SCM
Unity ダッシュボードから実装できる Slack 通知が到着したところ

レビュープロセス自体は、各レビュアーの希望に応じて柔軟に作り変えることができます。例えば、変更されたファイルの差分を見る場合、レビュアーはその差分を Full File ビューで表示することができます。このビューではすべてのコード行が表示され、何が、どこで、いつ変更されたかがハイライトされます。

A look at the enhance Full File view | Plastic SCM
強化された Full File ビューの外観

さらに、注意が必要な変更箇所のみを表示するために表示する量を減らしたり、必要に応じて変更箇所と関係のない行を展開したり折りたたんだりすることも可能です。これらのオプションは、すでに Plastic SCM をお使いの方には馴染み深いものでしょう。

For comparison, a look at the classic File view | Plastic SCM
比較のため、従来の File ビューを見てみましょう。

さらに、Side-by-SideUnified というビューが追加され、GitHub や GitLab のユーザーにも馴染み深いものとして受け入れられやすいものとなっています。

左が Side-by-Side ビュー、右が Unified ビュー

すべてのレビュアーからの承認が得られたら、コードをメインブランチにマージする準備が整い、変更を公開することができるようになります。この強力な VCS 機能は、個別にソフトウェアクライアントを開くことなく実現できます。

使用状況の把握とコスト管理

プロジェクトが順調に進む状態を維持するには、使用状況を把握し、コストを管理することが重要です。そのため、管理者が Unity ダッシュボードから直接、両方の操作を行えるようにする機能を追加しました。

このビューでは、管理者は特定のタイムラインをフィルタリングして、レポジトリのサイズやアクティブユーザー数の増加や変化を追跡することができます。これにより、膨れ上がったストレージ費用を把握したり、不要なコストが発生する前にアクティブでないユーザーを排除したりすることができます。

また、管理者は、ユーザーベースの製品エンゲージメントを測定することができます。つまり、差分、ブランチ、マージ、コードレビューの数など、より詳細な使用統計情報を追跡することができます。

The admin view for project activity | Plastic SCM
プロジェクト活動の管理ビュー

これらの新機能により、Plastic SCM を利用して、新しいチームメンバーに障害なく加わってもらい、アーティストが必要なファイルを探して素早く更新できるようにし、コード変更のレビューを効率化し、管理者にコスト管理と使用状況を監視するための適切なツールを提供することができます。これらすべてを Unity ダッシュボードから離れることなく、完了させることができます。

今すぐ始めよう

新しい Plastic SCM のウェブ体験は、Plastic SCM Cloud Edition のユーザーにも公開されています。まだこの機能を使用していない場合は、Plastic SCM にサインアップしていただくことで、今すぐアクセスできるようになります。

Plastic SCM 組織が暗号化されている場合、Unity ダッシュボードで自分のレポジトリを見ることができないことにご注意ください。新しい体験においてファイルを視覚化したい場合は、新しいクラウド組織を開き、データを再アップロードする必要があります。

これはこれから追加していくさまざまな改良のほんの始まりにすぎません。私たちの DevOps ロードマップをチェックし、追加機能のリクエストをお送りください。このロードマップは、Plastic SCM や Cloud Build を使って作業するすべてのチームのコラボレーションを強化することを目的としたものです。

私たちは、2022 年以降も、皆さんと共にこの DevOps への取り組みを続けていくことを楽しみにしています。

Unity の DevOps の詳細はこちらをご覧ください。Plastic SCM、Cloud Build、その他の VCS についてご質問がある場合は、フォーラムまでご質問をお寄せください。

2022年11月8日 カテゴリ: テクノロジー | 10 分 で読めます
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