実験的な機能：VFX ToolboxのImage Sequencer

このツールは、フリップブックテクスチャシートを編集するために必要なもの、すべてをひとまとめにした Unity 内ツールチェーンです。フリップブックテクスチャシートの作成は、Image Sequence に依存しています。Image Sequence は Unity エディター上でのみ使用可能なアセットで、 1つ以上のテクスチャファイルを出力するために、入力フレームへの参照、画像シーケンス処理のための設定、エキスポートパラメーターを含んでいます。

リアルタイム VFX 産業において、テクスチャシートを作成する一般的な基本ワークフローには、逐次ツール (AfterEffects、Photoshop、スクリプトなど) を使って大量の中間データを作成する作業が含まれます。この作業の際に、ユーザーは複数のソフトウェアを使って、ソフトウェア間のデータのエクスポートと再インポートを処理し、同じ設定を複数回行うため、イテレーションの時間が顕著にスローダウンする原因となります。

Image Sequencer ではワークフローをできる限りシンプルにしました。テクスチャシーケンスを直接 Unity にインポートし、Image Sequence アセットを作成し、 そのシーケンスを含むフォルダーを Image Sequencer ウィンドウに単にドラッグ & ドロップします。その後、フリップブックテクスチャシートのアセンブルとエクスポートを始めます。

これで、パイプラインの準備は完了です。最初に 1 度エクスポートしたら、変更や再エクスポートをとても素早く行えます。

• すべての変更を即時にプレビュー
• ワンクリックでエクスポートを更新
• シーケンスの長さ、速さ、動きの変更や並び替え
• わずか数クリックでできるループのシーケンスの作成や同期ポイントの調整
• バックグラウンド色の削除や、煙や炎の色の復元
• 境界のクロップや修正、サイズの一貫性の確認
• カラーコレクションの調整、グラデーションからの再マッピング

現在、もっとも一般的な作業の 90% の機能がそろいましたが、時間をかけてもっと向上させる予定です。

このツールを試してみようと思われたら、ぜひ、 フォーラムの実験セクション に参加してパッケージをダウンロードしてください。

Image Sequencer には 2 種類あります。

• エディターのみのバージョン
• エディター、テンプレート、ソースアセット* を含む大きなバージョン

* Unity はこれらのアセットを Creative Commons Zero のライセンスでリリースしています。どうぞ、ご自由にプロジェクトでお使いください。

Image Sequencer のドキュメントもぜひ、参照してください。