Unity 2021.2 ベータ版では機能セットを活用することで、設定や構成に余計な手間をかけることなく素早く制作に入ることができます。
利用できるパッケージの数が増え、ニーズに応じた最適なパッケージの組み合わせについてのガイドも限られているので、皆さんが Unity エディターが複雑になったと感じるのは当然のことかもしれません。また、選択したパッケージをプロジェクトで十分に役立てるために、特別な手順を踏まなければならない場合もあるでしょう。
そこで、こうした状況に対処する Unity 2021.2 ベータ版のプレビュー機能を公開することになりました。Unity エディターには、皆さんが各々の目的を達成しやすくするために、「機能セット(Feature sets)」という概念が導入されています。機能セットには、特定の成果を達成するために必要なパッケージが含まれており、これらはすべて連携して動作することが保証されており、すぐに使い始めることができるよう慎重に文書化されています。
機能セットとは、特定の目的を果たすためにあらかじめ設定済みのパッケージを集めておき、必要になったらまとめてインストールできるようにしたものです。 私たちは、機能セットを可能な限り簡単に使える形にまとめ、かつサンプルとドキュメントを組み合わせて高い学習効果を実現して、皆さんに機能セットをすぐに使い始めていただけるようにします。
パッケージマネージャーには、利用可能なすべての機能セットのリストと各機能セットの説明、それから各セットに含まれるパッケージが表示されており、パッケージマネージャーを使って必要な機能セットをインストールすることができます。このワークフローは、普通のパッケージのインストール方法と同様です。
Unity 2021.2 ベータ版に搭載されているものは、私たちが初めてリリースする機能セットを管理し、皆さんにお届けするための基盤となるものです。私たちはパッケージマネージャーの機能セットに関する皆さんの体験をより向上させる計画を立てていますが、これを実現させる過程で、Unity パッケージの開発、ビルド、出荷の方法や、Unity エディターにアプローチする方法など、いくつかの重要な変更が求められます。また今後のリリースを通して、機能セットのインフラの開発を継続していく予定です。
フォーラムやロードマップのページをご覧いただき、機能セットの将来像についての議論にぜひご参加ください。
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