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ゲーム開発を脱線させる(高くつく)ミス 5 選

2020年8月31日 カテゴリ: テクノロジー | 5 分 で読めます
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ゲームを作るのは簡単ではありません。ただ座ってクールなアイデアを考え、それをコーディングするだけでは、多くのことがうまくいかない可能性があります。ここでは、最も典型的な落とし穴について説明します。これらを克服することができれば、皆さんのゲームが競争の激しい市場で成功する可能性が高まります。

成功するゲームの開発にはいくつかの段階があり、それぞれに重要な役割があります。実際のところ、ゲーム開発のプロセスは以下に挙げる 7 つのステージからなるライフサイクルのようなものです。

  1. コンセプト
  2. プロトタイピング
  3. ゴーサイン
  4. プリプロダクション
  5. 開発、制作
  6. ローンチ
  7. LiveOps(最適化を可能にするためのプロセス。ここからプリプロダクションに戻る)

ゲーム開発の各段階で、それぞれ考えることが多く、重要な要素が抜け落ちてしまうことがあります。これを念頭において、本記事では、ゲームクリエイターや開発者がよく犯しがちなミスのうち、ゲームのプロセスを脱線させたり、不必要な遅延やフラストレーションを引き起こしたりして、すでに予算がタイトなところにさらに余計な出費を発生させてしまうものを 5 つ取り上げました。

ミス 1:開発を始める段階でゲームの計画をきちんと立てていない

計画を立てることは簡単なことのように思えるかもしれません。つまるところ、ゲームを作るにあたってはどのようにそれを作るかを計画する必要があります。そして、計画するなら徹底的に計画しなければなりません。計画にどれだけ規律と洞察を組み込めたかが、ゲームがどのくらい成功するかを決めるのです。

詳細を欠いた計画、財政的な現実を無視した計画、全体像を見落とした計画は、ゲーム開発業界ではあまりにも一般的なものであり、開発が進んでから深刻な悪影響をもたらすものです。チームの士気、出荷日、ゲームの品質、スタジオの投資収益率(ROI)に影響を与える可能性があります。

スタジオでは、驚くほどたやすくタイムライン、リソース、成果物のスコープを不注意に設定するということが起こります。クリエイターは芸術的な完成度を追求することに夢中になり、タイムリーな ROI の重要性を無視してしまうことがあります。また、開発者は初期に出会った革新的な技術に気を取られ、全体像を見落としてしまうこともあります。プロトタイプの段階では素晴らしい作品に見えるかもしれませんが、それをサポートするために必要なすべての要素が計画されていなければ、誰もそれをプレイしたり投資したりしてくれません。

ミス 2:自分のゲームに最適なプラットフォームをターゲットにしていない

成功するゲームを作るために時間とリソースを捧げようとしているのであれば、失敗を避けるために、自分のゲームのスタイル、ジャンル、スペックに最も適したプラットフォームはどれかを十分に考えるべきです。

さらに、どのプラットフォームが自分の開発スタイルに最も適しているかを研究する必要があります。すべてのプラットフォームには長所と短所があり、ゲームの種類、ジャンル、さらには開発者によっても、最も適切なものが変わることがあります。

そのため計画の大部分は、達成しようとしていることに最適なプラットフォームの調査とターゲティングに費やすべきです。各プラットフォームの技術的な制約、自分のゲームにとっての既存(および将来)の競合、そしてプラットフォーム担当者との関係も考慮に入れる必要があります。

ミス 3:社内リソースを無駄にしたり、難しいワークフローを使ったりする

ゲーム開発は予想以上に難しく、貴重な時間を浪費してしまうこともあります。特に計画されたローンチ日が近づいてくると、こうした事態がよく起きるようになります。

最終的にソフトウェアの障害に遭遇することは周知の事実ですが(誰にでもあることです)、それに対処するための社内リソースを常に持っているとは限りません。締め切りに間に合わせるためだけにチームに無理を強いてしまいがちですが、それではチームの士気が下がるだけです。

さらに、開発者やアーティストの日々のワークフローを無視することは、開発者やアーティストの価値がどんどん失われていき、やがて大きな機会損失コストを生み出すことになります。

可能な限り、外部のエンジンプラットフォームのサポートやオンラインリソースを活用することで、多くの不安やコストを回避することができます。自分のチームにいるコンテンツ制作者のワークフローを最適化することを最優先にしましょう。

ミス 4:プロファイリングの不備

自分のコードがターゲットプラットフォーム上でどのように実行されているかを把握していないまま、問題があることを認識した場合、非常に大きなフラストレーションを抱えることになるでしょう。

ゲームのパフォーマンスを最適化し、デバイスの断片化を乗り越えるには、なるべく早期に、頻繁なプロファイリングを行う必要があります。CPU、メモリ、レンダラー、オーディオコンポーネントの状態を常に把握しておくことで、パフォーマンスのボトルネックを早期に特定することができます。そうすれば、問題の修正に費やす時間を減らし、ゲームの成功を左右する、実質的なゲームの機能や体験を改善することに時間を割くことができます。

ミス 5:オーバーエンジニアリング

開発サイクルを短縮することは、ゲームを迅速に市場に出すための鍵となります。市場に出たばかりのゲームにチャンスが与えられる期間は通常短いものです。だからこそ、そのチャンスを最大限活用しなければなりません。

こうした場面で、フィーチャークリープ、つまり実際にはゲームに存在していない問題や機能のためのエンジニアリングが最も大きなダメージを与える恐れがあります。フィーチャークリープはコードや開発プロセスの柔軟性を低下させてしまい、そして多くの場合は逆効果となり、貴重な時間を浪費する結果につながります。

こうした問題を避けるためのコツは、物事をできるだけシンプルに保つことです。将来のあらゆるバリエーションを想定して構築しようとするのではなく、自分が計画したゲームを構築するようにしてください。自分のコードをよく見てみてください。実用的な影響があまりない関数が見つかったり、作業をすることで物事がシンプルではなく複雑になっていたりする場合は、間違いなくオーバーエンジニアリングの罠に嵌っています。

もっと詳細を知りたい方へ

この記事で紹介する内容は以上です。ゲームクリエイター、開発者、スタジオが気づかないうちにやってしまいがちな(そして最もコストのかかる)ミスを簡単に説明してきました。これらのミスが、開発プロセスに負担をかけ、計画された発売日を延期させ、効率と最終製品の品質全体に悪影響を及ぼしてしまうことがよく起こります。

このような障害に対してどのように積極的に計画を立て、回避することができるのか、疑問をお持ちの方も多いと思います。そこで、本記事で紹介した落とし穴を避け、皆さんにできるだけ品質の高いゲームを、時間通りに、コストを抑えつつ、チームの士気は高く保ちつつ作っていただけるよう、Unity の専門家による詳細な推奨事項とアドバイスをまとめました。

 

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