11 月 1 日、世界中から 19,000 人を超える Unity コミュニティのメンバーが集まり、オンラインと対面の両方で、ゲーム開発のインスピレーション、学び、そしてつながりを得る 1 日を過ごしました。基調講演に続き、参加者はクリエイターの仲間たちが手掛けるプロジェクトを体験し、専門家が講演を行うセッションに参加し、仲間とつながり、さらにこれまで類を見ないような、マルチプラットフォームによるバーチャルコンサートへ参加する機会を得ました。
イベントの日を通して 20 以上のセッションがストリーミング配信され、世界 5 か所の会場でそれぞれユニークな体験が展開された Unite 2022 の、注目のハイライトを紹介します。
シニア機械学習デベロッパー Florent Bocquelet は、ツールと Real-Time Live! Audience Choice Award を受賞した、今年の夏の SIGGRAPH 2022 で初めて公開されたプロジェクトについて詳しく説明を行いました。セッション「Authoring character poses with AI」では、この技術が、現時点ではまだ利用可能ではないものの、エディターでどのように機能し、自然なポーズを簡単に作成できるように設計されているかを説明しました。
シニアソフトウェア開発者の Benoit Gagnon は、「Persistent worlds: Managing player and world state」と題したセッションで、ユーザーがマルチプレイヤー環境で永続データを扱う方法についてモデル化しました。また、PlayerPrefs、CloudSave、汎用 DB などの技術的な深堀りを行い、Unity ゲーミングサービスの次の展開についてもいくらかお伝えすることができました。
20 を超えるバーチャルセッションのうち 9 つのセッションに、Unity を使ってプロジェクトの最適化を日々行っているクリエイターの方々をお招きしました。
また、基調講演セッションでは、Triangle Factory 社、Vinci Games 社、Obsidian Entertainment 社のクリエイターにも登壇していただきました。
世界各地の Unity オフィスで展開された Unite 2022 のためのユニークな体験の様子をお伝えします。
ネットワーキングと朝食の後、グローバル基調講演のストリーミングの前に、Create Solutions 部門のシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー、Marc Whitten がオースティンに集まった参加者に歓迎の意を表しました。その後は、参加者限定の対面セッションやグローバルバーチャルストリーム、パネルディスカッションを実施し、また「Ask the Experts」ブースでは専門家と直に話す機会が設けられました。最後に、Marc Whitten と産業分野担当のマーケティングディレクターである Jeff Hanks のくだけた雰囲気の対談が行われました。
朝食のブリトーを楽しんだあと、Unity のシニアバイスプレジデント Peter Moore が Unite 2022 の基調講演のストリーミングを見るために集まった満員の参加者を歓迎しました。この日は、セッションのストリーム、ライブパネル、ラウンドテーブルのディスカッションを見るために部屋を埋め尽くす参加者で熱気に包まれました。科学的な観点からの視聴者の理解や、Unity ではどのようにバグが特定され修正されているかなど、ブライトンならではのトピックが提供されました。ブライトンでは、大人気の iiRcade マシンがフィーチャーされたほか、地元のスタジオが最新のゲームとその実現に Unity がどのように貢献したかについて語る「Studio Spotlights」が 4 回開催されました。
場所を他の Unity オフィスに移して、コペンハーゲンのオフィスでは、朝食と、プロダクトマネジメント担当シニアディレクターである Andrew Bowell による概要説明で参加者を迎えました。iiRcade コンソールや、基調講演で紹介された Made with Unity ゲーム、『Cult of the Lamb』、『Turbo Golf』、『Hyper Dash』に触れる機会に加え、参加者限定のパネルディスカッションや、マーケティング戦略・分析・インサイト担当の Deborah-Anna Reznek と AI 担当シニアバイスプレジデントの Danny Lange によるカジュアルな対談が行われました。
雨模様の一日でしたが、モントリオールでは、学生や中堅から大手スタジオのチームなど、参加者が着実に集まりました。技術担当シニアバイスプレジデントである Luc Barthelet の挨拶でこの日は幕が上がりました。基調講演の後、参加者はそれぞれ気になるラウンドテーブル、パネルディスカッション、プレゼンテーションを選んで参加しました。また、モントリオールオフィスでは、アイルランド、オランダ、ブライトン、ポルトガル、バンクーバー、トロントなど、世界各国から 24 名の Unity Insider を迎えました。このグループは、各自の関心分野に応じた専用トラックが用意された VIP 体験に参加しました。
サンフランシスコ会場への参加状況も上々でした。参加者は分野ごとのフォーカスグループ、Unity の専門家によるラウンドテーブル、パネルディスカッションの 3 つのトラックから好きなものを選ぶことができました。そうして開かれたセッションの 1 つに、コンシューマー担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーの Clive Downie がモデレーターとなり、満員の会場の中、Operate Solutions 担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーの Ingrid Lestiyo と、Ramen VR(写真下)のクリエイターとの双方向のディスカッションが行われました。また、CEO の John Riccitiello とインディーゲーム開発者 Thomas Brush 氏の対談も注目のセッションでした。参加者は続くハッピーアワーも楽しみ、この記念すべき日を締めくくりました。