この困難な時にあっても、皆さんがもっと簡単に、直感的に、やりたいことが実現できるために、Unity はコミットし続けます。私たちはクリエイターの数が増えれば世界はもっと良い場所になると信じています。皆さんの助けになればと思い、今回はいつもの取り組みを超えた挑戦を 2 つ発表します。まず、Unity Learn Premium を 3 か月間無料でアクセスできるようにします。これにより、皆さんのアイデアの実現を支援する教材に自由にアクセスして頂けるようになります。また「Create with Code」のコースに沿った内容のライブ講義を行います。学生の方や教育者の方だけでなく、プログラミングを学びたい方はどなたでも、ぜひこの無料のオンライン講義にご参加ください。
この 1 年は、皆さんの成功と Unity のテクノロジーの進歩の両面において、大きな動きがあった年でした。多数の新機能や機能改善を公開し、スクリプタブルレンダーパイプラインを通じてグラフィック機能を利用できるようにしました。また、2D の世界に大幅な進歩をもたらし、Unity 初の産業用製品を市場に投入したほか、制作ワークフローを大幅に改善しました。ゲームの運用を支援する Multiplay や Vivox のサービスに加えて、deltaDNA、Furioos、ChilliConnect、Graphine、Artomatix が Unity ファミリーの仲間入りをし、製品開発ライフサイクル全体にわたって実証済みのソリューションを追加で利用できるようになりました。
2019 年はインディースタジオから AAA スタジオ、あらゆる規模の会社の Unity のクリエイターにとってもすばらしい年でした。数々の賞を受賞した『Disco Elysium』(The Game Awards で 4 部門受賞、PC Game でゲームオブザイヤー受賞)や『Untitled Goose Game』(DICE Awards でゲームオブザイヤー受賞)から、さまざまな記録を塗り替えた『Call of Duty: Mobile』(1 週間で 1 億ダウンロード)や『マリオカートツアー』(初週で 9,000 万ダウンロード、2019 年で最もダウンロードされた iPhone ゲーム)のローンチまで、さらに多くのクリエイターが Unity を活用して成功を手にしています。
Unity のルーツはゲーム制作にありますが、Unity とクリエイターにとって 2019 年はさまざまな意味で、自動車、輸送機器、製造、AEC(建築設計、エンジニアリング、建設)などの分野に特化した新しいフェーズの始まりの年となりました。Unity は初の AEC 業界専用の Unity Reflect を発表しました。これにより、AEC 業界のプロフェッショナルが製品内ですべてを確認して設計を時間をかけずに変更できるようになる一方で、コラボレーションも簡単に行えるようになり、ミスによる無駄なコストの発生を減らします。SHoP Architects や Skanska が Unity を活用して建築物をレベルアップさせ、Volvo が自動車業界に新しい風穴をあけるのを目撃してきました。
Unity は世界の変化に合わせて、皆さんがビジョンを現実のものとするために新しいスキルや機能を学ぶのをサポートすることに全力を尽くしています。本日より 6 月 20 日まで、Unity Learn Premium に無料でアクセスできるようになります。ログインするだけで Unity のエキスパートによるライブセッションや、合計で 350 時間を超える手軽に取り組めるチュートリアル、ハンズオンプロジェクト、詳細なコースにアクセスし、ゲーム開発者を始めとするあらゆるクリエイターがリアルタイムテクノロジーのパワーの恩恵を受けられるようになります。これは、ゲームメカニクスデザインの基礎から VR のためのポストプロセッシングスタックの使い方まで、あらゆる内容を網羅します。さらに、3 月 23日(月)より、学生や教育者のほか、コーディングを学ぶことに関心がある方全員を対象に、Unity エキスパートによるライブのバーチャルクラス「Create with Code」ライブをお届けします。
2019 年にはさまざまな改善やクリエイターの成果が見られた一方で、まだやらなくてはならないことはいっぱい残っています。皆さんからの要望を受け、2020 年は実際の制作現場で検証済みのより安定したリリース、より直観的なワークフロー、より多くの機能を提供し、皆さんが安心してご自身のプロジェクトで活用できるようにすることに注力します。Unity の製品でフォーカスする主な領域は、信頼性とパフォーマンス、創造性を発揮できるワークフロー、スケーラブルな品質、オーディエンスへのリーチです。
この内容の詳細については、数週間のうちに公開を予定している次の 2 つのロードマップセッションでご確認いただけます。見逃すことがないよう、Unity の YouTube チャンネルにご登録ください。
Unity ではロードマップセッションをご覧になったら、ぜひ感想をお寄せ下さい。2020 年に Unity に提供される機能について質問がある方は、Unity フォーラムにお越し頂けば、 Unity の製品エキスパートから Q&A に回答致します。信頼性、パフォーマンス、ワークフロー、新しいオーディエンスにリーチする方法、コネクティッドゲーム制作を簡単にする Unity のクラウドチームの役割など、皆さんがどうしても知りたいことすべてについて、私たちがお答えします。
これらは Unity が提供を予定している数多くのオンデマンドコンテンツのほんの一部に過ぎません。すべてのコンテンツは、Unity.com にてご覧いただけます。
次のことを皆さんにお約束します。
Unity では、ゲーム制作ライフサイクルの全ステージにわたって皆さんをサポートすることを重視しています。一度起動すれば、Unity が皆さんがゲームを簡単に運用してマネタイズできるようサポートします。たとえば、次のことをサポートします。
ゲーム業界で育まれたリアルタイム 3D テクノロジーは、製品や建築物の設計、エンジニアリング、製造、販売、サービス提供、維持管理のやり方も変えています。Unity は次のようにあらゆるステージで顧客にサポートを提供しています。
クリエイターが増えれば、世界は必ずより良い場所になると私たちは信じています。ですから私たちは、どうすれば皆さんの中にある隠れたクリエイターとしての素質を解き放つことができるか、つねに知りたいと考えています。Unity はすべて皆さんのためのものであり、また、皆さんと一緒に作り上げていくものです。
2020 年、私たちは皆さんとオンラインで共に歩んでいけることや、 Unity で制作されたさまざまなゲームの数々を通じてつながることが出来るのを楽しみにしています。『Ori and the Will of the Wisps』(Moon Studios 制作)、『Wasteland 3』(inXile entertainment 制作)、『League of Legends: Wild Rift』(Riot Games 制作)、『Hardspace: Shipbreaker』(Blackbird Interactive 制作)など、すばらしいゲームがこの数か月以内にリリース予定です。また、私たちは今年公開予定のすばらしいゲームの数々をこちらのトレイラーにまとめ、皆さんにチェックしていただけるようにしました。もちろん、皆さんが現在制作中のゲームについても大変興味があります!もしよければ、詳細を確認できるよう、コメントに情報をお寄せ下さい。
最後にUnity 社員一同より感謝の意を述べさせていただきます。
今年も皆さん一緒に、バンバン作って、創って、バンバン成長していきましょう!