今回の「Faces of Unity」では、新たに Unity のダイバーシティ & インクルージョン(D&I)担当シニアディレクターに就任した、Tai Wingfield に登場してもらいました。Tai のこれまでの経験や、インクルージョンに関わる仕事への情熱などをご紹介します。
Unity での仕事について紹介してください。
私はダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、およびインクルージョン(包摂性)(DE&I)に関わる仕事のグローバルリードとして、Unity 全体のステークホルダーと協力して、包摂的な企業文化の実現を目指しています。それは、すべての従業員が発言権を持ち、貢献する力を与えられた文化であり、ユーザーや顧客基盤の多様性を反映した代表者をグローバルに配置することを意味します。
なぜこの仕事に情熱を傾けているのですか。
私はこれまでずっと、黒人女性として生き、働いてきました。この仕事は、私自身に関わるものなのです。私は、多様な人材が混在する職場で出会う障壁や苦痛を理解し、また自身のこととしても経験してきました。そして、それらの課題や障壁は、住んでいる場所や育った環境、性別、人種、民族などによって異なることも知っています。私は、現在働いている人材、そして将来出てくる人材が、進歩し成功する機会を公平に得られるように尽力します。
仕事では、私はコミュニケーターとしての才能と経験、そしてダイバーシティの実践者としての経験を活かし、ビジネス全体でより包摂的で公平な活動を推進しています。問題を診断し、より包摂的で多様性のある職場を作るための方法を見出すにはデータが不可欠だと思いますが、データやパーセンテージの数字の話ばかりしていると、そもそも何をするためにこの仕事をしていたのかを見失ってしまうこともあると痛感しています。インクルージョンチームは、人間と、人間をユニークにしている複雑さと違いのすべてに焦点を当てています。私は、ストーリーテリング、透明性、双方向の対話、そしてパートナーシップを通じて、Unity にいるすべての人をこの仕事に迎え入れることを約束します。先に挙げた点はすべて、効果的なコミュニケーションを構成するものであり、また全員が持っているものを共有し、互いに耳を傾け、すべての人々をこの旅に同行させなければ、私たちの戦略を前に進めることはできません。
Unity に入社する前はどこで仕事をしていましたか。また、現在に至るまでの興味深い仕事があれば教えてください。
今までの全ての仕事がここにつながっています。最近では、世界最大級の PR 会社である Weber Shandwick 社で、DE&I を担当しました。私が担当したのは、インパクトのある D&I 戦略を実現するためのベストプラクティスや方法をクライアントに提供することと、その戦略の中核となるコミュニケーションや変化のマネジメントを中心とした業務でした。私は、進捗状況(または進捗していない状況)について説明責任と透明性を持たなければ、D&I 戦略を効果的に進めることはできないと確信しています。
Weber Shandwick 社に入社する前は、D&I シンクタンクに勤務し、フォーチュン 500 各社のダイバーシティ担当者を対象に、D&I ストーリーの明確化、戦略の策定、危機管理などのコンサルティング業務を行っていました。
Unity のインクルージョンへの取り組みについて、印象に残っていることはありますか。
すべてが共感に基づいていることを明示していることです。共感は私の仕事の核心そのものであり、すべての人が、各々にとっての D&I の旅を進めていく出発点だと考えています。そして、インクルージョンを中心とした文化を築こうとする組織として、私たちには、私たちがサービスを提供する同僚、顧客、コミュニティがそれぞれ持っている、ツール、物語、そして生の経験を受け入れる責任があります。共感は基本であり、私は個人的な人間関係においてもできるだけ共感するようにしています。私は自分が共感できる人間であると自負しています。「共感」は私が自分自身を表現するときに使う言葉でもあります。
ご自身についての豆知識を教えていただけますか。
3 歳半の息子がいます。あと生後 4 か月の子犬を飼っています。なので、うちには幼い子供が 2 人いることになりますね。1 人の世話をするだけでは物足りなかったので、クリスマス直前に犬を飼うことにしたんです。
SF、ホラー、犯罪ものの映画や本が大好きです。
15 年間ニューヨークに住んでいた私たち夫婦は、5 月に故郷のワシントン DC に戻ることを決めました。パンデミックで 1 年半も家族に会えなかったことや、2 ベッドルームのアパートで幼い子供たちの世話を見ながら、ホームオフィスをシェアする生活をしていたことも理由のひとつです。家族が近くにいてサポートや育児をしてくれるのはとてもありがたいことです。
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