今回の Faces of Unity は、Unity のモントリオールオフィスで働く HR プログラムマネージャー、Brent Caverly にスポットライトを当てます。Brent が歩んできたキャリア、LGBTQ+ ERG での役割や、過去の仕事で出会ったセレブリティたちについて、紹介してもらいました。
Unity での仕事について紹介してください。
新入社員向けに、IT 部門や HR 部門と密接に連携し、入社初日から万全の体制で臨むことができるよう、オンボーディングプログラムの調整を担当しています。また、オンボーディングのスケジュールを管理したり、新入社員に Unity のプレゼンテーションをしたりすることもあります。
LGBTQ+ に関する従業員リソースグループ(ERG)における役割についてお聞かせください。リーダーになろうと思ったきっかけは何でしょうか。
私は 2 年前から LGBTQ+ ERG の委員を務めていますが、とても充実した日々を過ごしています。私たちは、採用や人材の定着、専門的能力の開発、コミュニティへの貢献など、仕事や生活のさまざまな側面に目を配っています。また、Unity のメッセージやトレーニングが包摂的なものとなるように、さまざまな部署と協力してイベントやワークショップを開催しています。最も重要なことは、コミュニティを構築することです。ここでいうコミュニティとは、私たちが集まり、経験や物語を共有し、助け合い、そして楽しむことができる安全な空間です。
私たちのコミュニティが、私にリーダーになる意欲を与えてくれます。Unity に限らず、あらゆる場所でクィアの人々が素晴らしい仕事をしていることに、私は毎日謙虚に、そして畏敬の念を抱いているのです。こうした事実に背中を押されて、私ももっと上を目指そうという気持ちになります。私が ERG のようなグループの重要性を痛感した話を簡単に紹介します。昨年の夏にインターン生が LGBTQ+ ERG に参加しました。私たちのグループでは、新しいメンバーには自らやりたいと思う時に限り、自己紹介をしてもらうようにしています。このインターン生は、このようなコミュニティに参加したことがなく、これほど多くのクィアの人々と過ごしたこともないため、感情的になりすぎるのではないかと心配し、カメラをオフにしたまま自己紹介を行ったそうです。みんなが自分らしくいられて、居場所を感じられる空間を提供すること。私にとって、これが一番大事なことです。
Unity で働くようになる以前の興味深い仕事があれば教えてください。
私はこれまで、さまざまなキャリアを歩んできました。私は以前ヘアスタイリストをしていて、ネリー・ファータド、アニー・マーフィー(『シッツ・クリーク』最高!)、ジェイミー・オリヴァー(彼は好きな朝食のメニューが決まっている)や、この他数名の有名人に会ったこともあります。しかし、この業界は自分には向いていないと思い、もっとワークライフバランスを重視した仕事がしたいと思うようになりました。週末や休日にも働くのは楽しくないですからね。その後、いくつかのスタートアップ企業で働き、テック業界に携わるようになりました。そして Unity に出会ったことで、それまでの仕事に戻りたいと思うこともなくなりました。
Unity の好きなところを教えてください。
まずは、ここにいる人たちです。みんなとても親切で、人を受け入れる雰囲気をまとっていて、喜んで助けてくれます。相手が誰であるか、どこにいるかは関係なく、私が必要とするときに誰もが親切に助けてくれました。Unity values(Unity の価値観)のうち私が最も好きなものを挙げるなら...私はチームワークが夢を実現すると信じているので、いつもは「In It Together(共に歩む)」だと言いますが、今回は「Go Bold(大胆にやる)」と言ってみます。ここでは誰もが既成概念にとらわれない大きなアイデアを抱くことが許され、それに周りの人たちも耳を傾けてくれるのです。これが私は大好きです。そして多くの場合、その取り組みは実行に移されます。うまくいかなくてもいい、でも、いろいろ試してみようという大らかさがあるんです。
この業界で働く人たちに、キャリアに関するアドバイスをお願いします。
長年にわたってキャリアを積むうち、自分のキャリアを支持してくれる素晴らしい人々がいても、結局のところ、最大の支援者は自分自身であることを学びました。自分の価値を知り、たとえ自分に十分な能力がないかもしれないと思っても、恐れずに発言し、その機会を狙ってください。やってみないとわからないものです。失敗やうまくいかなかったチャンスも、学びと成長のチャンスと捉えてください。経験から何かを得て、そこから学ぶことができれば、何事も無駄にはなりません。
ご自身についての豆知識を教えていただけますか。
私は競技水球をやっていて、その大会のためにいろいろな国を旅しました。今では世界中に水球の友達がいますよ。
また、オーストラリアに 2、3 年住んでいたこともあり、旅行が大好きです。早く飛行機に乗って、またどこかに行きたいですね。