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Unity から、よく使われる測定されたマテリアルの無料のライブラリが公開されました。これは特に自動車・輸送機器産業向けに開発されたもので、優れたビジュアルのモデルをより簡単に作成できるようにするものです。

測定されたマテリアルの新しいライブラリがついに公開されました。本ライブラリには、各種の皮革・布地、不透明・透明プラスチック、カーペイント、クローム、ガラス、特徴の異なる様々な金属サーフェスなどの無料のマテリアルのセットが含まれており、これを使用することでビジュアライゼーション用のモデルを素早く準備することができます。本ライブラリは特に自動車・輸送機器産業での使用に適しています。

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300 種類のマテリアル

ビジュアライゼーション用のモデルを準備するに当たって一般的に課題となるプロセスのひとつは、オブジェクトのリアリスティックな見た目を実現するためのマテリアルのアサイン作業です。一般的なマテリアルの多くは Unity 組み込みのマテリアルで近似が可能ですが、より高い忠実度が求められる場合もあります。新しい Measured Materials Library には、一般的なタイプのマテリアルのサンプルが幅広く含まれているため、ほとんどの自動車・輸送機器関連製品のビジュアライゼーションの準備に対応できるだけでなく、その他様々な消費者向け製品のビジュアライゼーションにも利用できます。本ライブラリに含まれるマテリアルのタイプは以下の通りです。

  • 布地 ― ヘリンボーン、綾織、けば仕上げ、平織などの様々な織り
  • 皮革 ― 表情の異なる様々なグレイン、各種の孔あきスタイル
  • スエード
  • 各種の木材
  • 各種クローム仕上げ
  • 様々な仕上げの金属
  • ガラス
  • 様々な表面の不透明プラスチック
  • 透明プラスチック
  • カーペイント

Stack Lit カーペイントシェーダーは、奥行きのある非常にリアリスティックな見た目を作ることができるので、クリアコートを施したカーペイントなど、レイヤー状になったマテリアルをより正確に表現できます。ライブラリ内のすべてのマテリアルは HD レンダーパイプライン(HDRP)で使用可能です。モバイルのユースケースに対応するライトウェイトレンダーパイプライン(LWRP)版も近日公開予定となっています。

シェーダーグラフとの統合

本ライブラリに含まれる様々なオプションは、そのまま使用するだけでも、高画質なビジュアライゼーション・プロジェクト用に完璧なモデルを仕上げることができます。しかし、場合によっては更に高度なカスタマイズをマテリアルに施したいこともあるでしょう。本ライブラリは、Unity 2018.3 で新しく搭載された、従来は不可能だった高いレベルの制御と自在性を備えた新しいシェーダーグラフシステムと連携して機能するように設計されています。シェーダーグラフを使用すると、視覚的なグラフを用いた新しい方法でマテリアルのプロパティを変更したり組み合わせたりすることができます。制御性が高く予測しやすい方法によって、色相・アルベド・法線マップ・ラフネス・パターンのサイズなどの調整が行え、目標通りのビジュアルを実現しやすくなっています。

カスタムのマテリアルライブラリを作成したいですか?このライブラリをたたき台として使用すれば簡単に作成できます。ライブラリ内の既存のマテリアルの複製を作成してシェーダーグラフで調整し、その複製をたたき台としてさらに調整を加えることで幅広いカスタマイズが可能です。

これだけではありません

Measured Materials Library は、出発点に過ぎません。例えば、複雑な織りの布地や特殊なカーボンファイバー仕上げなど、一般的ではないマテリアルが必要になることもあるでしょう。そのような場合には、Allegorithmic などの企業と Unity との提携によって、自動車産業・建築産業をはじめとする様々な分野のあらゆる目的に対応できる多彩なマテリアルが、幅広くご利用いただけるようになっています。Allegorithmic からは、Substance Source の多彩なマテリアルが最近公開されました。これには特に自動車産業の市場に向けて作られた各種マテリアルが含まれています。Substance マテリアルは直接変換して LWRP と HDRP の両方で使用することができます。アセットストアから Substance プラグインが無料で入手可能となっています(Substance マテリアルへのアクセスには Allegorithmic のサブスクリプションが必要です)。

ご自分のマテリアルを測定したいですか?Unity 2018.3 には組み込みシェーダーの AxF マテリアルへの試験的対応が搭載されており、AxF 用のインポーターが近日公開予定となっています。インポート後は、AxF マテリアルを使用したプロジェクトを、バージョン 2018.3 以降の Unity を使用しているすべてのユーザーと共有できるようになります。また、Vizoo の xTex マテリアルも近日対応となり、xTex マテリアルをインポートして Unity の組み込み Lit シェーダーに直接マッピングできるようになる予定です。

PiXYZ Plugin 2018.3 をお持ちであれば、最近公開された Rule Engine を使用してプロジェクト内で自動的にマテリアルをアサインできます。これは Measured Materials Library のマテリアル、Substance ライブラリのマテリアル、測定されたソースのマテリアルのどれでも可能です。Rule Engine を使用すれば、マテリアルを手動でアサインする骨の折れる作業を省略することができます。

入手方法

Measured Materials Library は Unity アセットストアから今すぐ無料でダウンロード可能です。AxF インポーターや xTex インポーターなどの新しいマテリアル機能は近日中に公開が予定されています。本ライブラリのドキュメンテーションは、アセットストアからのダウンロード後にパッケージ内からアクセス可能となっています。

ライブラリに足りないものがありますか?あるいは、他のインポート形式への対応が必要ですか?Unity では皆様からの貴重なご意見を大切に受け止めています。ぜひ以下のコメント欄にご意見・ご要望をお寄せください。

2019年2月8日 カテゴリ: 製造業 | 4 分 で読めます
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