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帰ってきました:2022 年のアヌシー国際アニメーション映画祭における Unity 関連の出展情報

2022年6月2日 カテゴリ: Industry | 10 分 で読めます
Abstract depiction of Annecy
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私たち Unity のチームがフランスの美しい街、アヌシーで開催される国際アニメーション映画祭に最後に参加してから数年が経ちました。今回、Unity はまったく新しいアーティスティックスツールとデモを携えて、映画祭に帰ってきます。

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この映画祭は、アニメーションのコミュニティと出会い、そこから出てくる新しい才能を見つける機会を与えてくれます。アニメーターの作品を称え、現在進行中のプロジェクトをチェックし、コンテンツ制作の未来について話し合う機会であり、Unity にとっては最新のツールやテクノロジーを紹介する機会です。そしてクリエイターにとっては、これらすべてが何を意味するのかについて考える機会でもあります。

A woman playing chess in a palace, from Unity's "Enemies"

2022 年アヌシー国際アニメーション映画祭・MIFAにおける Unity 出展情報

映画祭は 6 月 13 日から 18 日にかけて、アヌシー湖をのぞむ壮麗なインペリアル・パレスで開催されます。Unity は、MIFA キャンパスイベントのパートナーとして、ブース A.65 に出展しています。

Unity アートツールチームは、Unity が提供するアーティスト向けのクリエイティブソリューションの展示を行います。ブース内には、Ziva、SpeedTree、ArtEngine、SyncSketch などのデモステーションがあり、3D コンテンツ制作、バーチャルプロダクション、リアルタイムアニメーションなどのワークフローにおける新しいクリエイティブの可能性について学ぶことができます。

アニメーションを学ぶ学生やプロフェッショナルの方々に、Unity の最新技術や今後の計画について知っていただく機会です。また、映画祭の期間中は複数の XR クリエイターを、その知見と経験を共有してもらうためのセッションに招待して講演を行っていただきます。これらのプレゼンテーションの詳細は以下の通りです。

セッションのハイライト

Two people looking at lights in the distance

(各セッションの時刻は開催地のタイムゾーン(中央ヨーロッパ夏時間)での表記)

6 月 14 日(火)午前 10:00 ~ 10:45

ATLAS V: A five-year journey in immersive storytelling

(ATLAS V:没入型ストーリーテリングでの 5 年間の旅)

Arnaud Colinart(ATLAS V 社共同創設者)

2018 年 1 月のある日、ハワイ州全体にこんな SMS が届きました。「弾道ミサイルの脅威がハワイに迫っています。すぐに避難してください。これは訓練ではありません。」

Atlas V 社の Arnaud Colinart 氏が、現代史において最も悪名高い誤報をテーマにした没入型 VR アニメーションの最新プロジェクトを語ってくれます。この講演では、ボリューメトリックキャプチャと Unity エディターを使用した没入型 VR アニメーションを制作するディレクターのクリエイティブプロセスについて紹介します。

A video game with a man crying in front of a bike accident

6 月 15 日(水)午前 10:00 ~ 10:45

Previs Pro: “A bicycle for the auteur”

(Previs Pro:「映像作家のための自転車」)

Ian Lynch Smith 氏(Previs Pro 社 CEO)

Previs Pro は、HBO Max の『Our Flag Means Death』などの大規模なプレミア作品から、小予算のインディー映画や学術機関での制作にまで、幅広く使用されています。本セッションでは、Previs Pro の AR 機能が、どのようにストーリーテラーが映画の物語を探求することを可能にしているかについて議論を行います。

A giant robot in a city

6 月 15 日(水)午後 6:00 ~ 7:15

Elevated storytelling: Fueling creativity and accelerating production with real-time

(一段上のストーリーテリング:リアルタイムで創造性を刺激し、制作を加速させる)

Nathan Thomas(Unity シニアアーティスト)

Marc Tanenbaum(Unity バーチャルプロダクション部門シニアテクニカルプロダクトマネージャー)

Unity のシニアアーティスト Nathan Thomas が、自身の短編アニメーション作品『Big Friendly Killbots』の内部構造をつまびらかにしてリバースエンジニアリングし、リアルタイムツールがいかにストーリーテリングの質を向上させるかについて説明します。また Nathan がハリウッドで大作映画を手掛ける仕事からリアルタイムアニメーションの世界へ移ってくるまでの道のり、自身の IP を作る理由、そして世界中に散らばるチームとのコラボレーションについても紹介します。

A green cupe surrounded by VR headsets and tools

6 月 16 日(木)午前 10:00 ~ 10:45

ShapesXR: Leveraging VR as a tool to collaborate and create

(ShapesXR:VR をコラボレーションと制作のためのツールとして活用する)

Gabriele Romagnoli 氏(ShapesXR コミュニティ責任者)

人間の創意工夫と創造性が、ちょっとした技術によって刺激され、ストーリーテリングの限界を押し広げています。物理的なインスタレーション、ライトプロジェクション、拡張現実やバーチャルリアリティは、物語を完全な没入型体験に変える方法のほんの一部に過ぎません。このセッションでは、遠隔地にいるチームが、スタンドアロン型 VR ヘッドセット上で ShapesXR をクリエイティブツールとして使用し、創造性や生産性を維持し、効果的にコミュニケーションする方法を学ぶことができます。このセッションの内容のすべてが、VR の未知の可能性を示しています。

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『Journey to YourLand』のトレーラー

6 月 17 日(金)午前 9:30 ~ 10:45

Real-time animation production: Artist tools and pipeline

(リアルタイムアニメーション制作:アーティストツールとパイプライン)

Ron Martin(Unity コミュニティ・教育担当マネージャー)

Jan Hameeuw 氏(The Pack 創設者)

このセッションの前半では、Ron が Unity の最新のショート映像作品『Enemies』の背後にある作業の一部について説明します。また、このティーザーが、Unity 初のリアルなデジタルヒューマンをフィーチャーした Unity のデモ『The Heretic』を基礎として、どのように構築されているのかについても説明します。

そこから、Unity のツールを使ってアーティストがどのようにクリエイティブなビジョンを実現できるかを探り、ツールチェーンを問わない完全なワークフローを検証していきます。Ron は クロムボール技法やフォトメトリックイメージスキャンプロセスなどの制作手法からリアルタイムコンテンツ制作まで、ArtEngine を使ったアセット制作を加速させる方法についても紹介します。

プレゼンテーションの後半では、The Pack の映画『Journey to Yourland』の制作過程を紹介します。この映画は、映画製作向けに HDRP を使い、Unity で作られた最初の長編アニメです。

Kaleidoco

6 月 17 日(金)午前 10:00 ~ 10:45

XR for large-scale live events: A TED 2022 case study

(大規模ライブイベント向け XR:TED 2022 のケーススタディ)

Sinan AlRubaye 氏(ICVR 最高経験責任者)

Chris Swiatek 氏(ICVR プロダクトチーフ)

Cassandra Rosenthal 氏(Kaleidoco 共同創設者兼共同 CEO)

Particle Ink:Speed of Dark』は、ストリートアート、ライブパフォーマンス、XR 技術を組み合わせた没入型複合現実体験です。リアルタイム 3D 開発プラットフォームとして Unity を使用し、プロジェクションマッピングとライブ中継を織り交ぜながら、視聴者を生きたグラフィックノベルの世界へと誘います。 

2022 年最初の TED トークで、ICVR は 1,100 人の観客に対し、シルク・ドゥ・ソレイユのクリエイティブによって企画された、互いに同期した iPad で没入型 XR 体験ライブを提供しました。このセッションでは、TED 2022 のオープニングショーで Kaleidoco が公開した『Particle Ink』の世界を支える技術を解体し、ライブ XR の未来について考察します。 

2022 年のアヌシー国際アニメーション映画祭についてさらに情報をお探しですか。こちらをクリックすると、セッションの全詳細をご覧になれます。

2022年6月2日 カテゴリ: Industry | 10 分 で読めます

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