2022 年のトライベッカ映画祭への道のり

今月は 2022 年の トライベッカ映画祭が開催される月です。イベントの間、Made with Unity の素晴らしいゲームや体験の数々が紹介されるであろうことに、私たちは興奮を覚えています。今年のトライベッカ映画祭に出展している、きらめくようなクリエイターの作品をご紹介します。

Unity のシニア XR テクニカルスペシャリストを務める Antonia Forster が、自ら Unity を使って構築した LGBTQ+ VR ミュージアムの展示を行います。Antonia はフルタイムの仕事をこなした上で、途方もない時間を注ぎ込んで、この重要なプロジェクトを実現させました。 

LGBTQ+ VR ミュージアムは世界で初めて、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィアの人々のパーソナルヒストリーを保存するために作られたバーチャルミュージアムです。

このミュージアムには、LGBTQ+ コミュニティに関係する人々が選ぶ意義深い物品の実物を使って収録された 3D スキャン画像と、ニューヨークの著名なアーティストである Patricia Cronin 氏が制作した力作『Memorial to a Marriage』が展示されています。『Memorial to a Marriage』は、これまでの歴史で全世界の LGBTQ+ の人々には認められてこなかった、異性間での結婚がもたらす 1,200 以上の権利を取り上げ、結婚の平等に捧げる記念碑的作品です。

『ReachYou』は、観る人に地球について自分たちが最もありがたみを感じているものは何かを振り返ってもらい、地球の環境がもはや人の住めるものではなくなった未来からの通信を聞くことで、私たちの地球を守るために今できる行動を考えてもらう拡張現実（AR）体験です。

このプロジェクトは、参加者に悲しみと感謝の物語を共有してもらい、私たちが共有している人間性の世界規模の記録を作成しようというものです。トライベッカ映画祭 Immersive 部門の展示におけるワールドプレミアに加え、イベント会場のいたるところで新しい発信とアクティベーションを体験することができます。『ReachYou』の作者は、互いのつながりを深めることで、より明るい未来を追求するための内省を促したいと考えているのです。

「『Mushroom Cloud』は、説明責任に焦点を当てたプロジェクトです。資源の共有と維持の価値を見出し、参加すること、意思疎通すること、支援することを通じて、ネットワーク化されたシステムを強化するものです。」 - Nancy Baker Cahill 氏

アーティスト Nancy Baker Cahill 氏が手掛けた『Mushroom Cloud NYC / RISE』AR 体験は、気候変動に対する行動を呼びかけるものです。このプロジェクトは差し迫った危機を伝えつつ、協力的かつ建設的な手段によって、輝く未来を迎えることがまだ可能であるという希望を与えるものでもあります。

トライベッカ映画祭の期間中、この体験を地理位置情報を使うようにカスタムしたバージョンが展示され、観客にキノコ雲の爆発の様子を見せることで、私たち人類全体としての生存が自然の中でどのようにモデル化されるかを考えるよう促します。このプロジェクトは、海面上昇による気候の影響を受けやすいニューヨーク市にとって、特に重要な意味を持ちます。6 月 9 日に行われるワールドプレミアをぜひご覧ください。

私たちは、日々、創造力を駆使して気づきや変化を促しているすべてのアーティストに感謝しています。  

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