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Legion SDK の能力を解放し、プレイヤーのエンゲージメントを強化する

2021年12月16日 カテゴリ: ゲーム | 7 分 で読めます
Legion x Capcom partnership visual
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This blog was created in partnership with a third-party Verified Solutions partner to share information that may be useful to Unity users. These professional-caliber tools, plug-ins, SDKs, and other technical solutions have been reviewed and verified by Unity engineers for compatibility with Unity.

Legion Gaming Phone SDK がどのようにして、より没入感のあるモバイル体験を生み出すのかをご覧ください。

昨年、モバイルゲーマーの数は 25 億人以上に増加し、世界全体で 950 億ドル以上の収益を上げるまでに成長しています。この状況において、プレイヤー体験を最適化することがかつてないほど重要になっています。もちろん、そのためには適切なツールやリソースを準備する必要があります。

このブログでは、Lenovo Legion スマートフォンと、Unity 公認ソリューションパートナー(VSP)の Legion SDK を使うことで、皆さんのような開発者がより魅力的なモバイルゲームを開発し、プレイヤーへのリーチを拡大することができることをご紹介します。特徴や適用できるアプローチなどをご紹介します。

Legion SDK の VSP 機能

Legion スマートフォンには 2 つの主要な API があり、それぞれが独自の機能を持っています。U-Engine vibration API は、ゲームやアプリにおけるバイブレーションフィードバックを定義し、Legion iconic lighting API は、デバイスの一般的なライティング効果を調整します。

公認ソリューションパートナーである Legion SDK は、Legion スマートフォンへの機能の統合を容易にするものです。デュアルバイブレーションと Android 標準のバイブレーションの違いを考えてみましょう。標準のバイブレーションは、時間パラメーターと振幅を指定してボトムレイヤーを呼び出しますが、デュアル LRA(Linear Resonant Actuator; 線形共振アクチュエーター)のバイブレーションは、その 2 つのモーターのバイブレーションを別々に制御し、バイブレーションと SDK 機能の両方の持続時間とエフェクトを管理します。そのため、現在の一般的なコンソール機のコントローラーのように、戦闘中や得点時にプレイヤーのスマートフォンを振動させることができます。

一方、ハードウェアについては、6 つの単色ランプがあり、それぞれを独立してアプリケーションのシーンに適応させることができます。また、必要に応じて別々にデバッグを行うことで、より高い精度を実現することもできます。

さらに、Legion デバイスのライトにはいくつかの種類があります。1 つは赤と青の色を含んだ Legion ライト、もう 1 つは赤・青・緑の三原色に対応した Y-type ライトです。ゲームの内容に合わせて LED ライトをカスタマイズすることができます。たとえば、プレイヤーのスマートフォンをプレイヤーのキャラクターが倒された時に赤に点滅させる、青のチームに入ったら青に点滅させるといった具合です。これらはすべて、よりインタラクティブなユーザー体験につながります。

Legion Realm が UDP に参加し、さらなるグローバル展開を目指す

世界的に Android ゲームの収益が増加している今、プレイヤーへのリーチを優先すべき時が来ています。そこで登場したのが、Unity Distribution Portal(UDP)の一部となった Lenovo Legion Realm です。

開発者が熱心なゲーマーに直接アクセスできるように設計された Legion Realm は、アプリをグローバルに展開するための理想的なプラットフォームです。ストアが Lenovo Legion スマートフォンにプリインストールされているので、世界中の熱心なモバイルゲーマーにアプローチするための準備は整っています。すでに UDP を利用している場合は、Legion Realm ストアでオーディエンスへのリーチをさらに広げ、熱狂的なプレイヤーに皆さんのゲームを届けることができます。初めての方は、まず Unity Distribution Portal にご登録ください。ここでは、具体的なゲームプランを作り、UDP 上の他の Android アプリストアの中から Legion Realm への申請を準備することが可能です。これらすべてを 1 つのハブから行うことができます。

現在、1,000 を超えるスタジオが Unity Distribution Portal を利用して、世界中のアプリストアで自社のモバイルゲームを配信しています。例えば、Azur Games と Animoca Brands は、UDP の力を利用してモバイル市場全体のカバレッジを高めました。

UDP インターフェイスから Legion Realm にゲームを公開したいと考えている開発者の方は、以下の質問に対する回答を準備をしてください。

  • どのアプリストアで販売したいのか
  • ゲームの収益化をどのように計画いるか(広告、IAP、その組み合わせ)
  • ゲームはどの言語に対応しているか
  • ゲームをどこで売りたいか(地域別)

回答を送信すると、回答に基づいていくつかのおすすめが表示されます。これらの情報は、UDP を介して Legion Realm やその他の Android ストアなどのモバイルストアへの申請を計画する際に役立ちます。ゲームプランでは、メタデータやゲームのビルドに関する個別のガイダンスを、ストアごとの要件に合わせて提供します。最終的には、UDP と選択されたアプリストアの両方で申請が受理される可能性を高めるために、すべての条件を満たしていることを確認することが目的です。

既存のゲームがある場合は、UDP コンソールのそのゲームのページでゲームプランを確認できます。新規にゲームの申請を行う場合は、My Game ページで関連する質問に答えてゲームプランを作成します。

カプコン『ロックマン』での Legion SDK の活用

カプコンは、Legion SDK の Dual HaptiX と RGB ライトを活用することで、Legion スマートフォンでの『Mega Man』(『ロックマン』)のプレイヤー体験を大幅に向上させました。具体的には、ゲーム中に弾を撃つとモーターが振動したり、ボス戦では RGB ライトが赤く点灯するなどのインタラクティブ機能を実現しました。

さらに、カプコンは最近、Legion Realm を通じてデジタルキャンペーンを開始し、ニュース露出の増加、専用のゲームイントロダクションの追加、プッシュ通知の活用、ゲーム内の報酬アイテムの告知強化など、より多くのプレイヤーにゲームを遊んでもらうことを基本においた施策を打ちました。 

結果はどのようになったでしょうか。コンバージョン率は 18% を超え、ゲームアプリ『ロックマン』のインストール数を大幅に増やすことに成功しました。

今度は皆さんが、プレイヤーへのリーチを拡大し、ゲーム内での体験を高める番です。Legion SDK の詳細については、legionunity@lenovo.com までお問い合わせください。

2021年12月16日 カテゴリ: ゲーム | 7 分 で読めます