Unity 5.2 では大きなニュースがあります。Unity Ads、Unity Analytics、Unity Cloud Build、Unity Multiplayer が SDK の導入なしでエディターの Services Window から簡単に利用できるようになりました。
このニュースはサービスチームからのものですが、他にも3つの新しいビルドオプションを始めとした沢山の改善、そして多くのバグを修正しています。
Unity Ads はわたしたちも驚くほど急速に成長していて、ゲームのモバイル広告ネットワークとして世界中で最も広く使われている一つになってきています。何故多くのスタジオが Unity Ads を選びはじめているのか… その理由を、プレイヤーの継続率を落とすことなしにバーンと広告収益を 250% もアップさせた Best Fiends の話を、デベロッパーのSeriously に聞いてみましょう!
Unity Cloud Build はあなたのゲーム開発の工程を高速化します。このサービスは一度に複数のプラットフォームのビルドを自動で行い、作成したアプリケーションを簡単にダウンロード&共有できるようにしてくれるので、あなたは楽しい部分(つまりゲーム開発)により集中できます。
Synapse Games の例では、曰く「Unity Cloud Build を使い始めたら、開発中、ビルドするごとに 45 分かかっていたのを、実質的に・・・そう、0分にすることができました!」だそうです。セットアップは簡単ですので、試してみましょう!
ゲームをリリースした後に、もし Unity Analytics を使用していないのであれば、あなたのゲームはもっとうまくいくチャンスが眠っています。Ultrateam が、ものは試しにと Unity Analytics を使ってレベルデザインについての情報を収集したとき「いやー、驚きの結果でした。こんなちょっとした変更で、こんなにも大きな効果が出るとは思いませんでした。」と驚きをあらわにしていました。
Unity Multiplayer はネットワークゲームを作成するときの苦しみを取り除きます。この機能の基盤として使われているフレームワークは、モバイル、デスクトップ、Web、コンソール機のすべてで共通の技術を使っています。是非、今日にでも Unity Multiplayer のリレー (Relay) 機能やマッチメーカーサーバー(Matchmaker Server)サービスを試してください。
Unity 5.1 に続き、Unity 5.2 では VR 開発者のためにさらに Project Morpheus のビルドオプションを追加しました。これは、Unity 5.2にするだけでゴリゴリに最適化された VR/AR 用の開発環境が Oculus Rift、Gear VR、Project Morpheus といったデバイスで利用可能ということです。
Unity 5.2 は更に Windows 10 と Universal Windows Platform (UWP) のビルドオプションをサポートしました。UWP のアプリケーションはすべてのWindowsベースのデバイスで動作します。つまり、モバイル、Xbox、PCで動作するということです!
そして Microsoft に関連するさらなるニュースとして、Unity 5.2 は Visual Studio と非常に深く統合され、Windows でのコーディング作業とデバッグ作業体験が大幅に改善されました。
Unity インストーラーから Visual Studio Community 2015 と Visual Studio Tools for Unity(別名 UnityVS)のインストールが可能になっています。これでインストールしてしまえば、特になにもする必要なく、イイ感じに動作します!
そのたの更新事項については、Unity 5.2 のリリースノートをご覧ください。私たちは5.2 で、複数シーンでのライトマップ ベイク処理、3ds Max の Biped リグのサポート、オクルージョンカリングなどの改善など、ここでは語りきれないほど多くの機能を追加しています。
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