ベンクマン博士が「Generally you don’t see that kind of behavior in a major appliance(ソニー・ピクチャーズ『ゴーストバスターズ』日本語字幕版:「普通冷蔵庫はズールと言わん」)」と言った時、ソニーの「空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display)」のことは想像もしていなかったでしょう。これまで培ってきた最先端の映像技術と 3D 技術、そして驚異的な視覚体験を兼ね備えたソニーの空間再現ディスプレイは、エンターテインメントをはじめとするワークフローにおいて、デザインとビジュアライゼーションの新たな世界を切り開きます。
1984 年のオリジナル版『ゴーストバスターズ』の劇場公開日を記念して「ゴーストバスターズの日」とされている 6 月 8 日、ソニー・ピクチャーズは公開予定の作品『ゴーストバスターズ/アフターライフ』の舞台裏映像を公開しました。
ジェームズ・ライトマン監督とプロダクションデザイナーのフランソワ・オデュイ氏が出演したこの舞台裏映像では、映画のデザインや雰囲気を視覚化するために、ソニーの空間再現ディスプレイが業界でどのように使われているかが紹介されました。
空間再現ディスプレイに搭載されている独自の視線計測技術とリアルタイムなレンダリングを可能にするアルゴリズムにより、ライトマン監督とオードゥイ氏は、『ゴーストバスターズ』シリーズの象徴である ECTO-1 を、まるでそこにあるかのようにバーチャル空間上に出現させて見ることができました。このクラシックな車体を Unity を使ってリアルタイム 3D で再現することで、本物らしさや懐かしさを保ちつつ、新たな視点で見ることができるようになりました。
さまざまなデザインを扱うエンターテインメント業界では常にフィードバックをやりとりする必要がありますが、空間再現ディスプレイを使うことで制作チームとデザインチームがより簡潔かつ効率的にコミュニケーションをとることができます。Unity を使ったレビュープロセスにこのディスプレイを取り入れることで、ワークフローが効率化され、チームは目の前に現れた映像を見て、即座に変更を加えることができるようになりました。
Unity を使ったワークフローにこの新しいディスプレイ技術を組み合わせることで、その応用先はメディアやエンターテインメントにとどまらず、さらに広い領域へと広がっています。空間再現ディスプレイは、Unity が活用されているデザインやビジュアライゼーションの多くの分野で使うことができ、芸術に革新を起こす新しいメディアとして、3D ビジュアルのための幅広い活用が見込まれる技術です。
「効率を高め、簡潔にディテールを伝えられるメモをアーティストに渡すためのツールとして使えるものは、私にとって貴重なものです。デザインに関する意識を合わせ、自分の意図を監督に伝えることができます。非常にエキサイティングな技術です」とオデュイ氏は述べています。
『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は 2021 年秋に劇場公開されます。
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ソニーの空間再現ディスプレイの詳細は、同商品の商品情報ページでご確認ください。
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