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Vivox:プレイヤー間通信をすべての人に、あらゆる場所で

2022年7月26日 カテゴリ: Engine & platform | 8 分 で読めます
UGS virtual city and virtual characters with chat icons
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ゲーム向けのプレイヤー間コミュニケーションソリューションのリーディングカンパニーである Vivox が、セルフサービス機能とモバイルに最適化された新機能を提供します。つまり、プレイヤーがつながり、協力し、コミュニケーションをとる方法が増えるということです。

Vivox は『League of Legends』、『PubG』、『Valorant』などの有名ゲームにクラス最高の通信サービスを提供し、120 か国以上、14 プラットフォームで、1 日あたり 850,000,000 分以上の音声およびテキスト通信をサポートしています。

Vivox は、遠隔通信と VoIP のベテランによって 2005 年に設立され、2019 年に Unity ファミリーに加わり、Unity、Unreal など、開発に使われたゲームエンジンの別を問わず、あらゆる規模のゲームやスタジオにハイエンド通信技術を提供するために活動しています。

本日、Vivox 製品に関する 2 つの新しいアップデートを発表します。

  • uDash を通じてセルフサービス機能を利用することで、あらゆる規模のスタジオがマルチプレイヤーゲームにゲーム内通信を追加できるようになりました。これは現在ご利用いただける Unity ゲーミングサービス製品群と同様に扱っていただくことができます。
  • Vivox は、モバイルタイトルのプレイヤー間コミュニケーション体験をより良いものにするためにアップグレードされ、プラットフォームに最適化された新機能を提供します(これに関連する機能の詳細については、この後の記事の内容をご覧ください)。
    • オートリカバリシステム
    • スマートなプラットフォームのオーディオ管理

記事の続きをお読みいただき、これらの機能の詳細をご確認ください。

Vivox とは何か

Vivox は、アクセシブルなゲーム内のボイスチャットやテキストチャットを通じて、プレイヤーのコミュニケーションを可能にする、Unity や Unreal などエンジンを問わずに機能するサービスです。 

Vivox なら、マルチプレイ体験で 2D と 3D の両方のチャンネルを使うことができます。 

  • 2D チャンネルは典型的な通信チャンネルで、例えばマップ上のどこにいてもチームメイト全員の声を聞いて会話することができます。
  • 3D ポジショナルチャンネルは、プレイヤーの位置や向きを考慮して 3D 空間で音声を表現するため、周囲のプレイヤーの声が自然に聞こえるなど、より没入感のある体験が可能になります。

あらゆる規模のスタジオに、セルフサービス型の音声・テキストチャットを提供

Vivox は、あらゆる規模の開発者に実績のあるマルチプレイヤー通信サービスを提供するため、新しいセルフサービス機能の提供を開始しました。 

これにより、開発者は Vivox を Unity ダッシュボードから有効化させ、設定を行うことができるようになりました。ツール、テクノロジー、ユーザー体験が提供されることで、本番環境でのプロジェクトの立ち上げと実行がかつてないほど容易になりました。

Webpage showing new Vivox self-serve onboarding flow through uDash.
uDash による Vivox の新しいセルフサービス型オンボーディングフロー。

これが開発者にとってどのような意味を持つのかを短くまとめると以下のようになります。

  • 開発者がゲーム内の音声およびテキスト通信を利用できるよう、ガイド付きのセルフサービス体験が提供されます。 
  • 最初の音声体験にたどり着くまでの時間が 97% 短縮され、平均 1 日しかかからなくなりました。
  • Unity、Unreal、あるいはカスタムエンジンで作られたゲームにプレイヤー間通信を追加できるよう 1 から設計され、世界中のあらゆるプラットフォームでプレイヤーに没入型の体験を提供するエンジンに依存しないソリューションが提供されます。
  • 皆さんのゲームに組み込んでいただける新しく改良されたサンプルは、Vivox のコア機能を理解するのに役立ちます。皆さんのゲームにすべてのコードをコピーして、ニーズに合わせて改造することができます。
Vivox Dashboard
Vivox の利用を開始するための uDash でのサインアップフロー。

モバイル向け体験により優れたプレイヤー間通信をもたらす

最新のアップデートでは、Vivox SDK にプレイヤー間コミュニケーションに最適化したモバイル向けの新機能が追加されました。 

この新パッケージの内容は、以下の通りです。

オートリカバリシステム

モバイル向けタイトルでは、プレイヤーがどこでプレイしていても、たとえ移動中であっても、常に接続を維持することが必要です。そのため、オートリカバリシステムをモバイルデバイスでも使えるように刷新しました。 

セルラーネットワーク間のローミングや、LTE モバイルデータ通信と家庭用無線 LAN の接続を切り替えるなど、接続ポイントを移動する際に一時的にインターネット接続ができなくなった場合に、オートリカバリシステムが作動します。

Vivox SDK は、最大 30 秒間の接続損失に対して、ネットワーク接続を回復する機能を提供します。30 秒接続が切れ、Vivox への接続が失われたと判定された場合、Vivox は自動ログアウトをトリガーします。

スマートなプラットフォームのオーディオ管理 

モバイルでプレイヤーがミュートされているときにオーディオを設定する最良の方法はどのようなものでしょうか。また、有線のヘッドセットを使っているときはどうでしょうか。ワイヤレスヘッドセットなら? 

スマートなプラットフォーム向けのオーディオ管理とは、プレイヤーがどのようにプレイしているかに関わらず、最高のオーディオおよびコミュニケーション体験を保証するアルゴリズムで、ユーザーがゲーム内で何をしているかによって、携帯機器のオーディオデバイスを設定します。 

この機能により、ゲーム中に音が漏れることなく、エコーや劣悪なオーディオ体験が起きないようにすることができます。 

iOS の場合は以下の通りです。

  • プレイヤーがセッションにいない場合、またはミュートされている場合、Vivox はオーディオ再生だけをするように再生デバイスを設定します。この状態では、ゲームと着信音声の音量と品質は最高に、ステレオに設定されます。 
  • プレイヤーがセッション中で、ハードミュートされていない場合、Vivox はボイスチャット向けにデバイスを設定します。この状態では、音声が最大の音量、最大の品質に、ゲームのオーディオは小さな音量に設定され、すべてのデバイス音声はモノラルで圧縮された状態になります。  

Android の場合は以下の通りです。

  • プレイヤーがボイスセッション中でない、またはハードミュートされており、ラウドスピーカーを再生デバイスとして使用している場合、ゲームのオーディオの品質は若干低下し(低音がほぼ出ない)、出力はステレオになります。 
  • プレイヤーがボイスセッション中でハードミュートされておらず、ラウドスピーカーを再生デバイスとして使用している場合、ゲームのオーディオの品質は若干低下し、出力はステレオになります(ただし、左チャンネルのみが聞こえます)。音声の音量は大きくなります。 
  • プレイヤーが有線ヘッドセットを使用している場合、ボイスセッションであるか、あるいはミュートされているかに関わらず、ゲームオーディオは高忠実度でステレオ出力されます。プレイヤーが音声セッション中で、ミュートされていない場合は、ヘッドセットマイクも使用されます。 
  • プレイヤーがワイヤレスヘッドセットを使用している場合、ボイスセッションであるか、あるいはミュートされているかに関わらず、ゲームオーディオは高忠実度でステレオ出力され、すべての音声通信に Bluetooth マイクではなく、スマートフォンのマイクが使われます。
Trailer photo showing three characters from Axlebolt's Standoff 2 game

Vivox の利用を開始する

アカウントを登録するか、またはお問い合わせいただくことで、ご自身のマルチプレイヤータイトルでプレイヤー間コミュニケーションを試すことができます。  

さらに、明日 7 月 27 日に開催されるインタラクティブウェビナーでは、あらゆるエンジンやプラットフォームで Vivox を使い始めるための基本的な方法を解説しています。

2022年7月26日 カテゴリ: Engine & platform | 8 分 で読めます

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