Pixyz の 2022.1 リリースには製品群全体のアップデートが含まれており、あらゆる 3D データを変換、適合させ、最大限活用するための改良された体験をユーザーに提供します。
このリリースでは、Pixyz 製品群(Pixyz Studio、Pixyz Plugin、Pixyz Review、Pixyz Scenario Processor)全体に影響を与える改善が行われ、新規および改良されたインポート/エクスポート形式や、3D データの真の可能性を引き出すための革新的で時間節約に役立つ機能が提供されています。
それでは、Pixyz 2022.1 リリースの変更点をご紹介します。
Pixyz 2022.1 は、インポート時に Autodesk Navisworks 形式をサポートすることで、より幅広い業界のますます増えるユースケースにおいて、リアルタイム 3D の力を使えるようにしていきます。これにより、Navisworks シーンの視覚化、最適化、変換が容易かつ効率的になり、Navisworks の外でこれらのシーンの作業を行う可能性が広がります。
2022 までのすべてのバージョンがサポートされます。Pixyz はインポート後も以下の機能を維持します:完全な製品構造、メタデータ、マテリアル、ジオメトリ(メッシュ、ライン、ポイント)
Navisworks シーンのリアルタイム 3D 実装を作ることが、これまでよりはるかに簡単になりました。
Pixyz で処理されたモデルを Unity エディターに取り込む方法をスムーズにするため、このリリースでは Pixyz Studio または Pixyz Scenario Processor と、Unity エディターをシームレスに接続し、3D モデルを Unity プレハブとしてエクスポートできるようにしました。
3D や CAD モデルを Unity エディターに転送して、素晴らしいリアルタイム 3D 体験を作成したい場合、インポートと最適化をよりよく制御したい場合、または非常に大きなモデルを処理したい場合に、プレハブのエクスポートは Pixyz Plugin の代替手段となります。
Pixyz Plugin は、メタデータや点群などより多くの情報を保持することができるので、Unity へのインポートプロセスをよりガイドされたものにする必要がある場合は、Pixyz Plugin を使うのがいいでしょう。
Pixyz ソフトウェアから直接プレハブを生成することで、FBX や PXZ のような中間形式に依存することなく、CAD から Unity エディターへの自動化されたパイプラインを構築することも可能です。
Pixyz からプレハブをエクスポートする場合、Pixyz は以下のプレハブ機能をサポートします:完全なヒエラルキー、メッシュ、インスタンス、マテリアル、テクスチャ(詳細はこちら)。
Pixyz 2022.1 では、インポート時にサポートされる多くの CAD 形式において、速度、品質、メモリ使用量、ディスク使用量の面で改良が施されています。
Pixyz 独自の CAD モデラー技術により、Nurbs/BRep ジオメトリなど、一般的な CAD ファイルに含まれる形状をそのままインポートすることが可能です。
この最新リリースでは、CAD データ取り込みのコアアルゴリズムが改良され、より高いビジュアル品質、より速いインポート、より少ないメモリ消費で、ユーザーにシームレスな体験を提供できるようになりました。
CAD データを確認しながら、関係者と共同作業を行うため、測定とレビューが主なユースケースとなります。Pixyz Review 2022.1 では、よりパワフルで使いやすく生まれ変わった測定ツールを搭載し、ジオメトリ間の迅速かつ正確な測定を可能にしました。
新しく搭載された機能は以下の通りです。
共同作業を行うセッションでは測定結果はすべて共有され、PXZ 形式で保存されます。
Pixyz Studio 2022.1 には、新機能とアップデートが含まれています。「Guided Import(ガイド付きインポート)」機能は、あらゆる 3D モデルを簡単にインポートして自動的に準備することができ、ソースファイルに関係なくより良い結果を得られるように改良されました。
Studio 2022.1 では、「Snap to ground(地面へのスナップ)」、「Center to origin(原点へのセンタリング)」、「Parts renaming(パーツの名前の変更)」などの新機能と、新しいショートカットやアクションにより、3D モデルの準備に必要な微調整がこれまで以上に効率化されます。
最後に、アップデートされた自動の Generate LOD Chain(LOD チェインの生成)プロセスにより、準備した 3D モデルをエクスポートする前に詳細レベル(LOD)を簡単に生成することができます。LOD をオンザフライで生成するために、2 つのデシメーション戦略(品質またはターゲット)から選択することができるようになりました。
PXZ ファイルを Unity ランタイムアプリケーションにインポートするために作られた Pixyz Loader アプリケーションは、非推奨とさせていただきます。
すべての Pixyz ソリューションに対して包括的なレビューを行って得られた使用データから、FBX、gITF、JSON などの標準形式が、Unity ランタイムアプリケーションにデータを取り込む際に最も広く使われていることがわかりました。このことから、PXZ ファイルを取り込むソリューションの必要性が低くなったと考えられます。このようなソリューションが引き続き必要な方には、Unity glTFast パッケージをお勧めします。これは、3D データ交換のオープンスタンダードである glTF 形式を活用したもので、3D 業界最大のコンソーシアムの 1 つである Khronos グループがサポートしています。
Pixyz Loader は 2022.1 リリースから非推奨となりました。
すでにインストールされている方は、引き続き Pixyz Loader をご利用いただけます。
2021.1 バージョンの Pixyz Loader は、引き続きダウンロード可能ですが、2022.1 バージョンの Pixyz 製品で生成された PXZ ファイルとの互換性はありません。
実行時のインポートには、Unity glTFast パッケージをお試しください。Pixyz で glTF ファイルを自動生成する方法は、こちらで紹介しています。
Pixyz 2022.1 リリースには、以下のように楽しみな内容が盛りだくさんとなっています。
こちらでさらに詳細をご確認いただけます。
Pixyz 製品群についての詳細 、オンラインからのトライアル申し込みまたはご購入の方法、およびご質問がある場合は Unity の営業担当までご連絡ください。
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