伝説のゲームデザイナーと一緒に仕事ができるかも!「Will Wright’s Proxi Art Challenge」コンテストであなたの腕前を披露しよう!
『Sims』『SimCity』『Spore』の作者として、世界的に知られたゲームデザイナーである Will Wright 氏。彼は現在、『カルメン・サンディエゴ』シリーズの作者である Lauren Elliott 氏と共同設立したゲーム開発スタジオ「Gallium Artist」にて、最新作『Proxi』の制作に取り組んでいることを明らかにしました。
私たちは GDC のキーノートで、Will Wright 氏と Gallium Artists が Unityと連携して、「Proxi Art Challenge」コンテストを開催することを発表しました。応募された作品から最優秀作品が 2 作選ばれ、その作者たちはカリフォルニアで Will Wright 氏と彼のチームとのインタビューに臨みます。また、インタビューのあと、最優秀作品の作者 2 人のうち 1 人が 3D アーティストとして Will Wright 氏のチームにジョインし、『Proxi』を完成させる仕事に携わることができるかもしれません。この機会に、あなたも挑戦してみませんか?
おおよそ 10 年ぶりに、Will Wright 氏がゲーム開発の世界に帰ってきました。彼はいま、Unity を使って自分のゲームを開発しています。『Proxi』は現在開発中のモバイル向けのシミュレーションゲームで、過去に彼が手掛けたヒット作、『The Sims』『SimCity』『Spore』の系譜を受け継ぐ作品と位置づけられています。ただ、過去の作品とは異なり、今作ではプレイヤー自身にフォーカスが当てられます。
『Proxi』の世界では、プレイヤーはプレイヤー自身の「思い出」から世界を構築する能力を与えられます。プレイヤーはまったく何もない世界からプレイを開始し、思い出を部品として世界を構築することを求められます。プレイヤーは自分の思い出を世界の中に配置し、思い出をつなぎあわせて、それに「家族と一緒に冒険」「高校時代の思い出」などと名前を付けていきます。プレイを始めてから時間が経つと、思い出をつなぎ合わせて作り上げた環境は豊かな 3D で表現された世界に成長します。
Will Wright 氏と Gallium Artists は Unity の柔軟性、AI/機械学習の組み込みが容易であることと、クロスプラットフォーム開発機能に着目して、Unity を開発ツールに選びました。Unity を使うことで、チームは開発環境において素早くプロトタイプ開発を行なうことができるようになりました。これは、Unity の力を借りることでプログラミングの知識がないアーティストでもコンセプトを伝えるアートワークを構築することが可能になり、またそうして構築されたアートワークを Unity にインポートし、試作を素早く繰り返すことができるためです。『Proxi』 開発チームにとって、Unity はアートとアーティスティックな表現の出会う場となったのです。
どのような思い出を題材にするかは完全に自由です。
5 月 29 日、今から 2 ヶ月も経たないうちに、審査員によって 2 人の最優秀賞受賞者が選出されます。受賞者はサンフランシスコ・ベイエリアで Will Wright 氏と Gallium Artist のチームと会って、彼らのチームと共に仕事をするチャンスにつながるインタビューに臨みます。仕事の詳細はこちらから見ることができます。コンテストは本日、3 月 19 日から始まり、5 月 14 日(日本時間では2018年5月15日15時59分)まで続きます。なお、当コンテスト審査員のグループには著名なクリエイターが名を連ねています。
「Proxi Art Challenge」コンテストは Unity Connect が主催します。Unity Connect とは、ゲーム業界、 VR/AR 業界などあらゆる分野に存在する Unity クリエイターをつなぐための専門家のネットワーク・コミュニティハブです。、Unity がはじめて開発したプラットフォームです。