ゲームジャムはゲーム開発者同士が直接、あるいはオンラインで集まって、短い時間でゲームを作る催しのことです。だいたい1〜3日で開発するのが通常です。一人で参加することもできますが、プログラマー・アーティスト・ゲームデザイナーやサウンドエンジニアなど、異なる能力を身につけた人同士のチームで参加したほうがもっともっと楽しくなります。
ゲームジャムでは企画からゲームデザイン、開発、テストまで、アホみたいに短い時間で完全なゲーム開発のプロセスを学ぶことができます。「習うより慣れろ」という格言を思い出しますね。ジャムの開始時にはテーマが発表されるので、これを自由に解釈して自分のゲームを発想し、そこから作業を始めることになります。
多くを学ぶことができるからです - 最初のゲームジャムでは実際に自分ができる作業量の限界や、機能を削ること、「正しく作る」ことに対して多くの時間を節約できる汚いハックの方法などが学べるでしょう。だいたいすべてのタスクが最低限の機能にたどりつくまで実際にはあなたの想定した4倍くらいの時間を必要とするものです。
新しい言語やテクノロジーを学ぶことは、大きなモチベーションになるでしょう。わたしが初めてUnityを使ったのは2012年のグローバルゲームジャムで、それ以来脇目も振らず今に至ります。
もしあなたがプログラマーながらアートをやりたいと思っていたり、アーティストながらプログラミングをちょっとやってみたいと思っているならば、今が学び時です。あなたがどんなレベルの技術を持っている人でもいいんです。誰もがゲームジャムで新しいことを学ぶんですから。
新しい人と出会うチャンスがあります - 私にとって最高のゲームジャムはオンラインのものではなく、実際に人と会って行うものでした。そういうジャムでは人と交流しなければなりませんし、知らない人同士で構成されたチームの中で、創造的なアイディアを共有し、ゲームを時間通りに完成させるために重要な決定をチームで行う必要があります。もしかしたら次の開発で一緒になるメンバーと出会えるかもしれませんよ!
実験ができます - 珍妙ですばらしいことを試してみましょう!長年考えていたクレイジーなアイディア、使ってみたかった特別なコントローラー、プロトタイピングをしてみようとおもいつつまだしていなかったことがもしあったら、今が試し時です!たくさんのアイディアを思いついても結局90%はスクラップになるでしょうが、あとで他のプロジェクトで使えるように、忘れずに書き残しておきましょう。
チャンスがあります – もっとも成功したインディーゲームのタイトルのいくつかはゲームジャムのプロトタイプから始まっています。一番有名なものの一つはBossa Studiosが2013年にリリースしたSurgeon Simulatorでしょうか。多くの商業のゲームはゲームジャム中に思いつかれたものなのです。もしかしたらあなたのゲームが次のヒット作になるかも?!たくさんのゲーム開発者と同じ場所にあつまって、あなたのゲームを遊んでもらったり建設的なフィードバックをもらったりできる機会って、そんなに多くないですよね?この絶好の機会を活用しちゃいましょう!
楽しもう! – 楽しむことを忘れずに。ゲームほど参加者がインタラクションできるエンターテインメントの形式が他にどれほどあるでしょう?ゲーム開発者になって、ものすごく短い時間のなかで作品が作り上げられていくところに参加できるのはメチャクチャやりがいがありますよ!これは他人と競うコンテストではありませんが、限られた時間に対してあなたが作れる最高のゲームを作るという挑戦なのです。
私たちUnityはGGJ2016のグローバルスポンサーになり、グローバルゲームジャムにむけてアップを始めました。多くの社員が世界中でグローバルゲームジャムに様々な形で参加しています。
わたしは オランダのケルクラーデにあるKenney Landというゲーム開発を学べるコミュニティセンターに、"アセット神"の別名で知られる Kenney Wings を手伝いに行きます。私のドッペルゲンガーともっぱら噂のAndy Touchは(わたしとAndyを同じ場所で見た人はいないのです…フフフ)ノルウェーのHamar Games Collectiveに参加します。他にも多くのUnityスタッフが世界のあちこちで参加していますよ。
わたしたちのヨーロッパチームはイギリス(ブライトン、ヨーク、カルディフ、ロンドン、ハットフィールド、オックスフォード)、ノルウェー(ハマー)、オランダ(ケルクラーデ)、デンマーク(コンペンハーゲン)とリトアニア(ヴィリニュス)に参加します。
わたしたちのアメリカチームは北アメリカ(ニューヨーク、シアトル)、カナダ(モントリオール、バンクーバー)、メキシコ(グアダラハラ)、ブラジル(クリチバ)に参加します。
アジアチームは日本(渋谷、八王子)、オーストラリア(メルボルン)、台湾(台北)に参加します。
こんな感じで、計40人以上のUnityスタッフが世界中で#GGJ16に参加しています!
グローバルゲームジャムが唯一のゲームジャムではありません。私たちのエバンジェリストは毎年多くのゲームジャムに参加しています。こちらにその幾つかをリストアップしてみましょう:
ほかにも、日本で開催されているゲームジャムもいくつかあります。
もしオンラインでもオフラインでも、ゲームジャムに参加してみようとおもったら、やってみましょう!また、Unity県人会議のサイトをのぞいてみると、開催予定のゲームジャムが見つかるかもしれませんよ!
[embed]https://www.youtube.com/watch?v=j9CqczkeYJY[/embed]
また、私たちのLearnチュートリアルサイトをチェックして、ゲームジャムメニューテンプレートを確認しておきましょう。開発時間をいくらか短縮できるはずです。
このブログ記事を書いたJoshはヨーロッパ方面のエバンジェリストで、ほとんどの時間をオンライン・オフラインともにコミュニティと繋がることに割いています。
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