前回の GDC から 1,096 日(自分たちで数えたわけではありませんが)を経て、再びコミュニティのメンバーと直接会うことができたことに、私たちのチームはとても感激しています。今回のイベントでわかったことは、コロナ禍で不安が多い中でも安全と健康に配慮して貪欲に最新の情報を見聞きしたいという気持ちが強い方がとても多かったということです!冗談はさておき、私たちはマスクをしていたので、皆さんに私たちの笑顔は見えなかったことでしょう。しかし、私たちの目に浮かぶ興奮を見て取った方もいらっしゃったのではないでしょうか。
皆さんとお会いできてとても嬉しかったですし、来年もまたイベントが開催されることを楽しみにしています。では、イベントのハイライトを一緒に振り返ってみましょう。
3 日間にわたり、Twitch ホストの Kal O'Brien(@kalobrien)と Hasan Al Salman(@HalSalmn)、Ruby Chung が多数のクリエイターや Unity チームのメンバーと力を合わせ、今後発表されるゲーム、新機能、それにゲーム開発のヒントについて語り合いました。GDC 最終日、Hasan と Ruby は満を持して 2021 年の Unity Awards の受賞者を発表しました。発表された内容は以下の通りです。
2021 年の Unity Awards 受賞者
Best Desktop/Console Game 部門:『Inscryption』
Best AR/VR Game 部門:『I Expect You to Die 2』
Most Anticipated Game 部門:『Hollow Knight: Silksong』
Best Multiplayer Game 部門:『Crab Game』
Best Student Project 部門:『Metamorphos』
Best Social Impact Project 部門:『Baba Yaga』
Best Animated Short 部門:『Namoo』
Best Unity Insider Devlog 部門:Mark Brown
Best Unity Insider Entertainment Value 部門:Dani
Best Unity Insider Tutorial Creator 部門:Code Monkey
Best Unity Development Streamer 部門:Lana Lux
Best Development Tool 部門:RPG Builder
Best Artistic Tool 部門:Feel
Best Artistic Content 部門:Polygon Dungeon Realms
Asset Store Publisher of the Year 部門:Blink
Best Project in Architecture, Engineering, and Construction 部門:Real-time Spatial Analytics
Best Project in Automotive, Transportation, and Manufacturing 部門:Fetal Heart VR (Training Simulator)
Unity 開発者が集う機会である GDC 2022 で、私たちはこれまで取り組んできたことと、2022 年に新しく取り組むことを紹介する技術講演を丸一日かけて行いました。Unity のロードマップから、DOTS を使った高性能プログラミング、美しいクロスプラットフォームコンテンツの作成まで、皆さんのビジョンを実現するうえで役立つ講演となりました。
上記の講演や Unity がスポンサーを務めた GDC セッションは、すべて、こちらの YouTube プレイリストでご覧いただけます。
また、Healthy Gamer の共同設立者で、医師・公衆衛生学修士である Alok Kanojia 博士を招き、ゲームにおける有害な行動への対処について議論しました。彼のセッション「Tackling toxicity: How to build a thriving player community」では、ゲームにおける有害性の問題と、この有害な行動の背後にある理由を探りました。さらに、AI 技術によってプレイヤーとスタジオの評判をより有効に維持するための実用的なアドバイスも参加者に紹介しました。
さらに、Unity のパブリッシャーオペレーション部門の責任者である Emory Irpan が、先日発表したデータ Unity ゲーミングレポート 2022 の内容の一部を紹介しました。Emory は、業界で見られる現在のトレンドと、Unity によって開発者がより多くのゲームを開発・運営できるようになったことを説明しました。Unity のシステムから得られる実際のデータとその分析、および Unity のゲーム業界の専門家の意見をもとに、皆さんのゲームを一段階レベルアップさせるうえで活用できる知見をまとめました。
GDC では、Unity の最新サンプルゲーム『Gigaya』を参加者に体験していただきました。『Gigaya』は、皆さんのようなクリエイターがあらゆる創造的な野心を実現する手助けとなるよう、ツールや機能が連動したエコシステムの検証として作られました。
Okkeriel の世界に飛び込んで、自分だけのゲームを実現するためのヒントを探してみてください。このプロジェクトを通じて、プログラミングからアートまでさまざまなスキルを磨く方法を学び、私たちと一緒に『Gigaya』を形作り、進化させ続けてください。
Artistry ブースには、ArtEngine と SpeedTree の最新機能や、Ziva などの新リリースが、どのように開発やパブリッシュのワークフローを強力にサポートするのかに関心のあるアーティストや開発者の方々が集いました。インタラクティブなデモを通じて、決定版ともいえるクラウドベースのアーティストツールにより、アーティストがより大きなボリュームと品質を持った 3D コンテンツを作り出す方法を紹介しました。また『Enemies』デモの公開が、ゲームにおけるバーチャルプロダクションやシネマティックな制作に Unity を使用することに関する数多くの会話のきっかけとなりました。
ライブディスカッションでは、Weta Digital の CTO である Joe Marks 氏が、Unity のアートツール技術に携わる技術面でのパイオニアが集まったパネルの議長を務め、Weta Digital の素晴らしいツールチェーンと結びついたこと Unity のこれからのクリエイティビティを中心に議論を行いました。製品ロードマップ、アーティストを支援する Unity のビジョン、データパイプライン、リッチなコンテンツライブラリの構築計画など、さまざまなトピックが語られました。
一方、Unity ゲーミングサービスのブースでは、Multiplay、Mainframe、Magic 3、『Boss Room』デモの展示が行われました。それぞれの要約は以下の通りです。
もちろん、その場で遊べるゲームがなければ GDC とは言えません。Unity ブースでは、『Greak』、『TUNIC』、『Last Epoch』、『Hitman Sniper』、『Father』のプレイアブル展示が行われました。関心を持たれた方向けに、それぞれのタイトルの詳細と入手方法について、以下に簡単にまとめました。
『Father』:『Half-Life』と『Resident Evil』にインスパイアされた FPS です。道を誤った娘 Eve を探して、「Garden of Eden」で恐ろしいカルト集団と戦います。
最後に、この素晴らしい出来事を支えてくれたチームへの感謝の言葉を述べたいと思います。Unity のイベントチームの皆さん、おつかれさまでした。「Events」の下にある Instagram ストーリーハイライトで、イベントの景色をとらえた映像を見ることができます。皆さん、また来年会いましょう!
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