Faces of Unity – Sharlene Tan

今回は、Unity のグローバルローカライゼーションチームのテクニカルプロジェクトマネージャーであり、ベルビューでアジア ERG リードを務める Sharlene Tan にスポットを当てます。Sharlene のキャリアの歩み、アドバイス、そして彼女が住んだことのあるすべての場所についてご紹介します。

Unity での仕事について紹介してください。

これまでテクニカルライティングと翻訳を主に担当してきて、今年からグローバルローカライゼーションチームに異動になったばかりです。現在はテクニカルプロジェクトマネージャーとして、Unity のドキュメンテーションのローカライゼーションを担当し、APAC オフィスのローカライゼーションのニーズをサポートしています。

アジアの従業員リソースグループ（ERG）における役割についてお聞かせください。リーダーになろうと思ったきっかけは何でしょうか。

アジア人の多くは、頭を低くして目立つことを避けるように教えられています。日本にはこれをよく言い表した「出る杭は打たれる」ということわざがあります。ERG のリーダーシップチームに参加したのは、自分自身、発言することへの恐れを克服したいという気持ちもあったのでしょう。私が自由に意見を言うようになってから、何人かの同僚から「私たちの考えていたことをはっきり言ってくれてありがとう」と言われるようになりました。

私はいろいろな意味で恵まれているんです。たとえば、私は英語を母国語とする者ですが、合法的にその国に留まることができるよう、Unity が就労ビザを用意してくれることを当てにしているわけではありません。仕事でうまく自分を表現できなかったり、無力感を感じている人の代弁者になりたいと思っています。

Unity で働くようになる以前の興味深い仕事があれば教えてください。

Unity に入社する前は、Nintendo of America でテクニカルローカライゼーションスペシャリストとして、Unity for Nintendo Switch™* の開発者マニュアルを日本語から英語へ翻訳する仕事を担当していました。それで初めて Unity を知ったんです。

Unity の好きなところを教えてください。

Unity ではみんなが発言し、自分の意見を聞いてもらうことを推奨していることは素晴らしいことだと思います。また、「In It Together （共に歩む）」という価値観は、私の個人的な価値観とよく一致しています。シンガポールは集団主義的な社会で、人々はチームプレイヤーになり、お互いを気遣うことを奨励されます。ことわざにもあるように、「United we stand, divided we fall（団結すれば立ち、分裂すれば倒れる）」です。

この業界で働く人たちに、キャリアのアドバイスをお願いします。

開かれた心を持ち続け、学ぶことを止めないことを勧めたいと思います。大学生の頃は、まさか自分がゲーム業界で言語や文章に携わることになるとは思ってもみませんでした。テクノロジーの進化に伴い、10 年後にどのような仕事に需要があるかを予測することは困難です。私のこれまでのキャリアが、今につながっていることを嬉しく思います。

ご自身についての豆知識を教えていただけますか。

私はシンガポールで生まれ育ちましたが、これまでさまざまな場所に住んできました。オースティン、ヒューストン、ダラス、函館、東京、大分、そして現在はシアトルに住んでいます。

日本語の歌詞を英語に訳すのが好きで、カラオケも大好きです。

ジャッキー・チェンに二度、偶然出会ったことがあります。一度はカナダのホテルで。もう一度は南アフリカで、テーブルマウンテンで『Who Am I?』を撮影しているところでした。

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*Nintendo Switch は任天堂の商標です。