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デジタルツインで空間最適化の結果を可視化する

2022年8月11日 カテゴリ: 建築業 | 7 分 で読めます
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Unity Awards 2021 で Best project in Architecture, Engineering, & Construction (AEC) を受賞した losci 社は、人々が空間を分析し理解する方法に変革を起こしています。Unity を使用してゲームセンターのデジタルツインを構築し、空間の最適化プロセスを合理化した方法をご紹介します。

アリゾナ州を拠点とする losci 社は、より人間中心の空間を実現することをミッションとしています。これまで 1 億平方フィート以上の空間を解析してきた losci 社は、戦略的空間最適化の分野の現代化において大きな前進を遂げています。高価なセンサーやコストのかかる調査を必要とせず、現実の人間の行動を用いてシナリオを評価できる市場で唯一のツールであり、数か月ではなく数日で重要な結果を得ることができるのです。losci 社のアナリティクススイートは、シンプルかつパワフルなツールの包括的なセットを提供し、ワークスペースを実際に建設する前であっても、それがどのように使用されるかを示す AI モデルを組み込んだビューを顧客に提供します。 

losci 社の主な目的は、コストと時間がかかるとされてきた従来の空間分析モデルをバイパスし、代わりにデジタルツインの導入を促進することです。これらのツールを使って環境を正確に表現することで、顧客は簡単に複数のシナリオを検討し、複数のメトリクスをまたいだ変化の影響を視覚化することができます。これにより、非効率な試行錯誤のフェーズを回避して時間とコストを節約できるだけでなく、実際の建設に移る前に、設計が機能することを担保し、関係者が自信を持ってその後の工程に進むことが可能になります。losci 社は Unity を使って、バーチャルリアリティ(VR)と行動分析学を用いた強力なデジタルツイン環境を構築することを可能にしています。

人と場所のデジタルツイン

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losci 社が再発明したプロセスは多くの利点をもたらしますが、その中で最も優れた要素はその包括的なデジタルツインです。 「デジタルツイン」とは、物理的な資産、プロセス、システム、環境の実際に動くバーチャルレプリカのことで、現実世界に存在するオリジナルと同じように見え、同じように動作するものです。 

losci 社はこの技術を活用し、人間と空間の関わり方に革命を起こしています。同社は、数十年にわたって人の動きを観察してきた経験から得た人間の行動モデルを用いて、場所とそこにいる人のデジタルツインを作り出しています。そして、分析によって、利用状況、コラボレーション、情報の近接性、動線、コンタクトに関する洞察を得ることができます。

COVID-19 の流行とフィジカルディスタンスの必要性の認識から、特に社員を安全にオフィスに戻すことを目的としたデジタルツインの空間計画への要求が大きくなったのです。losci 社は、従業員をオフィス勤務に戻した時、固定の勤務時間で行う場合とフレックス制で行う場合の影響を比較し、それを可視化したいと考えていた顧客に向けて、行動モデルと基本となる顧客のデータを用いてデジタルツインを作成しました。それぞれのデジタルツインで利用状況や動線をバーチャルに観察することで、顧客は従業員が安全に職場で交流できることを確認することができました。また、デジタルツインでは、ワークグループ内やワークグループ間のコラボレーションがどこで起きるかを見ることもできます。

Cobra Arcade でコストを削減

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losci 社は、高い現実感とパフォーマンスを備えたバーチャルインタラクティブシナリオを制作するため、ミラノに拠点を置き、超リアルな次世代体験の制作を専門とするクリエイティブテクノロジー企業、Oneiros 社に依頼を出しました。losci 社と Oneiros 社は、アリゾナ州フェニックスのダウンタウンにある、ビンテージのビデオゲームやピンボールマシンを所狭しと並べたゲームセンター「Cobra Arcade」のデジタルツインを作ることになりました。 

このゲームセンターには入りきれないほど多くの客が訪れることもしばしばあり、店主は空間を有効に活用する方法について頭を悩ませていました。環境をシミュレーションすれば、店主は空間の最適化を図り、それによって動線を改善し、総売り上げを増やすことができると見込まれました。 

最も効率的な設計するために必要とされる試行錯誤は、白黒の 2D CAD ファイルと写真から没入型デジタルツインを作ることで回避されました。losci 社と Oneiros 社は、わずか 4 週間でフロアレイアウトのアイデアをすべて検証するためのシミュレーション環境を作り上げたのです。150 枚の写真をつなぎ合わせた基本的な 3D モデルから始まり、PC と Meta Quest 2 を使った VR 体験へと発展させていきました。

このシミュレーション環境にはデジタルツインの性質がよく現れており、質感や照明、ムードに至るまで、Cobra Arcade とまったく同じ環境が再現されていました。デジタルモデルは、ゲームセンター内の客の動きをリアルに再現し、上空からの眺めも楽しめる、臨場感あふれる体験を実現しました。このモデルを使って、空間の利用状況、動線、総売上高、従業員の移動距離、店内にいる人数などのメトリクスを効率的に収集することができました。losci 社と協力してモデルを作ることで、Cobra Arcade は空間の物理的な制約から一歩踏み出すことができたのです。

「正直なところ、これらの問題は、以前なら対処できなかった問題です。ひとたびコンセプトが公開されて、運用が始まると、私たちは設計通りの空間の制約を受け入れがちです。Cobra Arcade を作った Chuckie Duff 氏は、「losci 社との仕事は、私たちに再考と変化に寛容になることを促しました」と語っています。

人間中心設計への転換

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losci 社のデジタルツインと AI によるアプローチが空間最適化の未来の形であることは疑いようもありません。Cobra Arcade の成功に見られるように、バーチャルシミュレーションを利用することで、顧客は過剰な時間やコストをかけることなく、効率的に空間に関する重要な判断を下すことができます。

losci 社の CEO 兼創業者である Ryan Parker 氏は、「私たちは、戦略的空間計画のあり方を変え、AEC ライフサイクルのすべての段階において、オフィス中心から人間中心の設計への大きな転換を可能にすることを約束します」と述べています。「Unity のおかげで、素晴らしい VR の構築や行動分析・空間分析の実施が可能になりました。losci 社の製品群に Unity Reflect を導入していくことで、高度な機能を強化し続けています」。

データの力をすべて解き放ち、Unity のデジタルツインでより適切な意思決定を可能にする方法をご確認ください

2022年8月11日 カテゴリ: 建築業 | 7 分 で読めます
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